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植物科学分野
植物の発生、細胞周期制御、細胞分化、器官形成、遺伝子発現制御、生殖、光合成、情報伝達、ストレス応答、環境応答など植物細胞・個体が有する様々な生命機能の解明を目指す基礎研究から植物生産性増強、環境耐性増強など環境・資源・エネルギー・食糧問題等の解決に向けた応用研究まで、持続的発展が可能な社会の実現を目指した先端的な研究を推進できる研究人材を育成する。
植物発生シグナル研究室
- 教員
- 中島 敬二 教授、宮島 俊介 助教、郷 達明 助教
- 研究内容
- 環境因子と遺伝的プログラムの相互作用が、植物の成長ダイナミクスや有性生殖を統御するメカニズムの解明を目指し、分生生物学、ライブイメージング、理論生物学などを駆使して研究・教育を行う。
- キーワード
- 植物成長動態、植物―微生物相互作用、環境応答、根、生殖細胞形成、進化、遺伝子発現制御、シロイヌナズナ、ゼニゴケ、ライブイメージング、画像解析、数理生物学、シミュレーション
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植物代謝制御研究室
- 教員
- 出村 拓 教授、國枝 正 助教、中田 未友希 助教
- 研究内容
- 環境・エネルギー問題の解決と産業貢献に向けて、植物細胞分化や物質輸送の制御機構、植物の機能・代謝・力学の調節機構、有用GM植物・樹木の作出に関する研究・教育を行う。
- キーワード
- 木質バイオマス、細胞分化、細胞壁、遺伝子発現制御、樹木バイオテクノロジー、分子育種、バイオインフォマティクス、植物の力学特性・力学応答、物質輸送制御
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植物成長制御研究室
- 教員
- 梅田 正明 教授、髙橋 直紀 助教、安喜 史織 助教
- 研究内容
- 地球レベルの食糧・環境問題の解決や植物バイオマスの増産に繋がる技術開発を目指し、DNA倍加の誘導、ストレスに応答した細胞増殖の制御、幹細胞の増殖・維持に焦点をあてた研究・教育を行う。
- キーワード
- DNA倍加、植物器官成長、バイオマス、二酸化炭素吸収、環境ストレス、細胞周期、DNA損傷応答、植物ホルモン、シグナル伝達、幹細胞、ゲノム恒常性、クロマチン、エピジェネティクス
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花発生分子遺伝学研究室
- 教員
- 伊藤 寿朗 教授、山口 暢俊 准教授、白川 一 助教、和田 七夕子 助教
- 研究内容
- 植物の花発生における遺伝子発現の時空間特異性および環境応答性の機構解明を目指し、エピジェネティクスや植物ホルモンに着目した研究・教育を行う。
- キーワード
- 花発生、分子遺伝学、ゲノミクス、合成生物学、クロマチン、エピジェネティクス、ヒストン修飾、植物ホルモン、シグナル伝達、メリステム、環境応答
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植物生理学研究室
- 教員
- 遠藤 求 教授、久保田 茜 助教、高橋 望 助教
- 研究内容
- 移動できない植物が持つ多様かつ鋭敏な環境応答を理解するため、生理学および時間生物学的な立場から、植物が環境変化を認識し予測する仕組みを明らかにする研究・教育を実施する。
- キーワード
- 概日時計、サーカディアンリズム、光周性花成、リズム解析、転写制御、組織単離、環境応答、幹細胞
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植物免疫学研究室
- 教員
- 西條 雄介 教授、舘田 知佳 助教、安田 盛貴 助教
- 研究内容
- 植物の免疫制御メカニズム及び植物を宿主とする微生物の感染戦略、さらには植物の微生物共生を介した環境適応戦略について分子レベルで解明するための研究・教育を行う。
- キーワード
- 植物免疫、環境適応、パターン認識受容体、生物間相互作用、マイクロバイオーム、共生、共進化、遺伝子発現制御、エピジェネティクス、環境保全型農業
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植物共生学研究室
- 教員
- 吉田 聡子 教授、大津 美奈 助教、稲葉 尚子 特任助教
- 研究内容
- 甚大な農業被害をもたらす寄生雑草の駆除方法の開発を目指して、ハマウツボ科寄生植物の寄生の分子機構とその進化のメカニズムを解明するための研究・教育をおこなう。
- キーワード
- 寄生植物、ストライガ、植物間相互作用、変異体、吸器形成、トランスクリプトーム解析、ゲノム解析、植物ホルモン、細胞壁、進化、バイオインフォマティクス
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植物二次代謝研究室
- 教員
- 峠 隆之 准教授、小牧 伸一郎 助教
- 研究内容
- 自然界に広く存在する植物二次代謝物の構造多様性について種間比較解析を行い、オミクス統合解析などにより有用代謝物産生に関わる遺伝子群の解明を行う機能ゲノミクス研究、およびそれに関わる研究・教育を行う。
- キーワード
- 機能ゲノミクス、オミクス統合解析、種間比較解析、生理活性物質、生合成経路の解明、代謝物の構造多様性、機能付加育種、シンテニ-領域解析、新機能獲得と収斂進化
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植物再生学研究室
- 教員
- 池内 桃子 特任准教授
- 研究内容
- 植物の接ぎ木や再生芽の形成などの再生現象や器官の形態形成を対象に、分子遺伝学やイメージング技術、トランスクリプトーム解析などを多角的に駆使して現象の解明を目指す研究・教育を行う。
- キーワード
- 再生現象、細胞リプログラミング、自己組織化、分化可塑性、組織培養、接ぎ木、分子遺伝学、植物ホルモン、イメージング、トランスクリプトーム、エピジェネティクス
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メディカル生物学分野
動物の発生、細胞増殖制御、細胞分化、器官形成、遺伝子発現制御、情報伝達、恒常性維持、ストレス応答など動物細胞・個体が有する様々な生命機能の基礎研究から神経疾患、代謝疾患、ガンなど様々な疾患原因の解明による出口を見据えた応用研究まで、健康社会の実現を目的とした先端的な研究を幅広く推進できる研究人材を育成する。
分子情報薬理学研究室
- 教員
- 伊東 広 教授、鳥山 真奈美 助教
- 研究内容
- ヒトの身体の恒常性維持や個体形成を司るホルモン・神経伝達物質および細胞増殖・分化因子等による細胞応答の仕組みを解明し、がん・神経疾患・生活習慣病などの診断・治療への展開を目指した研究・教育を行う。
- キーワード
- シグナル伝達、Gタンパク質、GPCR、がん細胞の接着・遊走、分子標的薬、機能性抗体、新規受容体リガンド、神経幹細胞の増殖・分化・遊走、一次繊毛の形成・機能
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機能ゲノム医学
- 教員
- 石田 靖雅 准教授、岡 千緒 助教、松田 永照 助教
- 研究内容
- ヒトやマウスの獲得免疫系が「自己」と「非自己」を識別する際に、免疫応答のnegative regula-torである PD-1 が果たす生理的役割を、分子レベルとマウス個体レベルで探索する研究・教育を行う。
- キーワード
- PD-1、獲得免疫、がん、免疫療法、抗体医薬、自己免疫疾患、ES細胞、ノックアウトマウス、トランスジェニックマウス、正常体細胞中のゲノム変異
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腫瘍細胞生物学研究室
- 教員
- 加藤 順也 教授
- 研究内容
- 哺乳類細胞の細胞周期制御、細胞老化、細胞分化、アポトーシス、オートファジー、幹細胞制御などに興味を持ち、腫瘍細胞の増殖、分化、生存を制御する分子メカニズムに関する研究・教育を行う。
- キーワード
- 細胞周期制御、チェックポイントコントロール、細胞がん化、白血病、血液幹細胞、がん幹細胞、遺伝子改変マウス、細胞老化、細胞分化、アポトーシス、p53、タンパク分解制御、COP9シグナロソーム
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分子免疫制御研究室
- 教員
- 河合 太郎 教授、織 大祐 助教
- 研究内容
- 免疫応答の発動メカニズムやその破綻により引き起こされる自己免疫疾患、アレルギー、炎症性疾患などの発症メカニズムを理解するとともに、治療や診断法の開発を目指した研究・教育を行う。
- キーワード
- 自然免疫、シグナル伝達、サイトカイン、炎症、自己免疫疾患、アレルギー、ワクチン開発、ノックアウトマウス
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分子医学細胞生物学
- 教員
- 末次 志郎 教授、西村 珠子 助教
- 研究内容
- 脂質膜形態形成および脂質膜を介したシグナル伝達に関して、生体膜の形態機能形成に着目し、タンパク質と脂質分子の共役した細胞内での分子機構を解明することにより、細胞や動物個体に見られる形態形成機構を理解し、かつ、疾患形成を解明することを目指した研究・教育を行う。
- キーワード
- 生化学、細胞生物学、構造生物学、データサイエンス、細胞運動、浸潤、細胞増殖、脂肪酸、脂質膜、BARドメイン、アクチン、細胞骨格、リン脂質、イノシトールリン脂質、エンドサイトーシス、細胞内輸送、ラメリポディア、フィロポディア、がん組換えタンパク質、再構成実験、結晶化、超解像解析、深層学習、画像解析
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RNA分子医科学研究室
- 教員
- 岡村 勝友 教授、島本 廉 助教、椎森 仁美 助教
- 研究内容
- microRNAなどの非コードRNAを介した遺伝子発現制御機構の全貌の理解を目標として、ショウジョウバエなどのモデル生物や疾患ゲノム情報をもとにしたコンピュータ解析や分子生物学的手法を駆使した方法により、疾患•健康状態を司る分子機構の解明を目指した研究•教育を行う。
- キーワード
- microRNA、非コードRNA、機能ゲノム解析、定量解析、モデル生物、ショウジョウバエ
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幹細胞工学研究室
- 教員
- 栗崎 晃 教授、髙田 仁実 助教、印東 厚 助教
- 研究内容
- 発生過程で見られる組織形成のしくみを解明し、幹細胞の分化制御方法を開発する。さらに、疾患モデルを構築して病気の発症機構を明らかにし、組織再生への応用を目指した研究・教育を行う。
- キーワード
- 幹細胞、ES細胞、iPS細胞、分化、3次元培養、オルガノイド、内胚葉、胃、腸、肺、がん、組織形成、再生、リプログラミング、疾患モデル、移植手術、発生、細胞増殖因子、シグナル伝達、遺伝子発現解析、凍結組織染色、ウイルスによる遺伝子導入
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発生医科学研究室
- 教員
- 笹井 紀明 准教授、篠塚 琢磨 助教
- 研究内容
- 中枢神経系の多様な神経細胞の産生と機能維持の分子機構を知ることを目標に、神経細胞の発生における誘導因子と前駆細胞の反応性の関係を、ニワトリ、マウス胚をモデルとして分子レベルで明らかにするとともに、いったん産生された神経細胞の機能維持のメカニズムを解明する研究・教育を実施する。
- キーワード
- 神経発生、神経管、パターン形成、シグナル伝達、ソニック・ヘッジホッグ、ニワトリ、マウス、繊毛、眼科疾患、膜タンパク質
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器官発生工学研究室
- 教員
- 磯谷 綾子 准教授、由利 俊祐 助教
- 研究内容
- 異種キメラや疾患モデル動物を用い、異種及び異種キメラの環境で発生・分化した器官・細胞の機能解析、あるいは異種環境へ移植されたドナーの機能獲得やそれに必要な要因の解明を通して、再生医療につながる研究・教育を実施する。
- キーワード
- 臓器形成、発生工学、幹細胞、移植、再生医療、異種キメラ、疾患モデル動物
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統合システム生物学分野
生物の遺伝現象、進化、細胞増殖、環境応答、組織・器官形成、発生プロセス、神経ネットワーク形成などを対象に生命現象をシステムとしてとらえ、細胞生物学および分子生物学を基盤とする実験的アプローチと数理解析・数理モデル的アプローチの両面から追求する先端的な研究を推進できる研究人材を育成する。また、従来のバイオサイエンス研究に、情報技術やナノ技術などの新しい手法・視点を導入して、革新的な新たな科学・技術を創造する意欲と能力を持つ人材を育成する。
原核生物分子遺伝学研究室
- 教員
- 髙木博史 教授(兼務)、秋山 昌広 准教授、小林 和夫 助教
- 研究内容
- ゲノムの正確な複製がどのような仕組みに支えられているのか、あるいはこれとは逆に、ゲノムの不正確な複製によって引き起こされる突然変異や染色体異常はどのようなプロセスを経て発生するのかについて研究・教育を行う。
- キーワード
- DNA複製、DNA修復、DNA組換え、突然変異、染色体の再編、進化、細胞増殖、細胞周期制御、DNA損傷応答
ストレス微生物科学研究室
- 教員
- 髙木 博史 教授、木俣 行雄 准教授、渡辺 大輔 准教授、那須野 亮 助教、西村 明 助教、両角 佑一 助教、中瀬 由起子 助教、磯貝 章太 特任助教
- 研究内容
- 微生物が進化の過程で獲得した様々な「環境ストレス」に対する適応機構について、分子・代謝・細胞レベルで解明し、多様な微生物機能を理解するとともに、微生物育種・物質生産などの技術開発を通して、バイオテクノロジーへの貢献を目指した研究・教育を行う。
- キーワード
- 応用分子微生物学、分子育種、物質生産、酵素機能改変、ゲノム情報、代謝制御、環境ストレス応答・耐性、小胞体ストレス、シグナル伝達、アミノ酸の生理機能、レドックス制御、タンパク質活性制御
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環境微生物学研究室
- 教員
- 吉田 昭介 教授
- 研究内容
- 微生物がもつユニークな代謝能力を細胞~分子レベルで解明するための研究・教育を行う。微生物機能を利用した、環境問題や持続可能な社会の実現に資する技術の開発を目指す。
- キーワード
- 微生物学、代謝工学、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、酵素化学、イメージング、遺伝子工学、微生物育種、進化、微生物スクリーニング
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構造生命科学研究室
- 教員
- 塚﨑 智也 教授、宮﨑 亮次 助教、竹田 弘法 助教、北野 健 助教
- 研究内容
- 生命現象には蛋白質やRNAなど様々な分子が関わっている。これらが織りなすダイナミックな構造変化に起因する分子メカニズムを原子レベルで明らかとすべく、新たな研究手法を組み合わせた構造生物学的解析による基盤研究・教育を行う。
- キーワード
- 蛋白質科学、構造生命科学、蛋白質輸送、蛋白質立体構造形成、蛋白質相互作用、超分子複合体、分子メカニズム、分子生物学、構造解析、生物物理学
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遺伝子発現制御研究室
- 教員
- 別所 康全 教授、松井 貴輝 准教授、秋山 隆太郎 助教、北川 教弘 助教、稲葉 泰子 助教
- 研究内容
- せきつい動物発生の過程で起こるダイナミックな現象の動作原理を解明することを目的とした研究・教育を行う。
- キーワード
- せきつい動物の発生、遺伝子発現の調節、時間制御、細胞移動、左右パターン形成、創傷治癒、ライブイメージング
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神経システム生物学研究室
- 教員
- 稲垣 直之 教授、馬場 健太郎 助教、嶺岸 卓德 助教
- 研究内容
- 神経細胞や組織の形態形成の仕組みを、シグナル伝達、細胞骨格、細胞内輸送の観点から、分子・細胞・発生生物学的手法、力計測及び数理モデルの手法を用いて統合的に解明するとともに、その破綻により引き起こされる疾患の原因解明と治療法開発を目指す研究・教育を行う。
- キーワード
- 神経回路、軸索、極性、対称性の破れ、細胞移動、細胞骨格、細胞内分子輸送、牽引力、シグナル伝達、ライブイメージング、ノックアウトマウス、システムバイオロジー、再生医学
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バイオエンジニアリング研究室
- 教員
- 加藤 晃 教授、山﨑 将太朗 助教、若林 智美 助教、加藤 壮英 助教
- 研究内容
- バイオテクノロジーによる社会貢献に向けて、特に植物の遺伝子発現制御機構を理解し、その知見を活用することで、細胞へ導入した遺伝子の発現レベルを高めるための基盤技術開発に関する研究・教育を行う。
- キーワード
- 遺伝子発現制御、バイオテクノロジー、分子育種、植物等による有用物質生産、バイオインフォマティクス、機械学習
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データ駆動型生物学研究室
- 教員
- 作村 諭一 教授、小鍛治 俊也 助教
- 研究内容
- 細胞・組織・個体レベルの機能発現の原理を解明することを目的とし、機能を表現する物理量と関連分子の実験データに基づいてそれらの相互作用を数理的に記述するとともに、機能と分子からなる統合的な生物システムについて研究・教育を行う。
- キーワード
- 細胞変形、数理モデル、組織形成、機械学習、メカノバイオロジー、統計解析、細胞骨格、シグナル伝達、トランスオミクス、糖代謝、疾患の非侵襲診断、機能酵素推定、分子ゆらぎ、制御理論
データ駆動型生物学研究室
連携研究室
バイオサイエンス専攻の3分野に含まれる研究室での研究内容に関連し、活発で質の高い研究活動を行っている近畿圏の研究機関と教育研究の連携協定を締結している。これらの研究機関に所属し、学生指導の意欲と能力を持つ研究者に、専攻の客員教授として博士前期および後期課程の学生の研究教育を担当してもらっている。バイオサイエンス専攻の学生は連携研究室を配属先として選択することができ、3分野の研究室と同様に学位論文研究を行うことが可能である。