研究成果

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バイオサイエンス研究科植物細胞機能研究室の庄司翼助教が第30回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウムにおいて奨励賞を受賞

 バイオサイエンス研究科植物細胞機能研究室の庄司翼助教が8月3日-5日に本学で開催された第30回日本植物細胞分子生物学会大会・シンポジウムにおいて奨励賞を受賞しました。本賞は、優れた業績を有し、将来さらなる活躍が期待される若手研究者(40歳以下、若干名)に対して授与されます。

受賞コメント

 誰もが知る天然物ニコチンの生合成酵素、トランスポーター、転写因子について明らかとしました。自らが30代後半に行った研究を評価頂いたことを嬉しく思います。橋本教授をはじめ共同研究者の皆さまに御礼申し上げます。有用生理活性天然物の生産性向上に結び付くような研究に発展させることを目指します。


受賞時の発表内容

タバコのニコチン蓄積と発現制御に関する研究

 タバコは強い薬理活性を示すニコチンとその類縁アルカロイドを生合成する。ニコチン含量が低下したタバコ変異体において発現が抑制される遺伝子を分子生物学的手法でスクリーニングすることで、ニコチン生合成系遺伝子を効率的にクローニングした。生合成酵素やトランスポーターに加えて、これらを統括的にコントロールするマスター転写因子を同定した。同定された転写因⼦が、低ニコチン変異の原因遺伝⼦であることやニコチン合成を誘導するジャスモン酸シグナルの情報伝達系を構成することなども示した。明らかとしたニコチン⽣合成制御に関する知⾒は、他の⽣理活性天然物にも応⽤が期待できる。

(2012年08月07日掲載)

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