研究成果

研究成果

バイオサイエンス研究科遺伝子発現制御研究室の中畑泰和助教が公益財団法人上原記念生命科学財団の平成23年度研究奨励金の対象者に選ばれました

 バイオサイエンス研究科遺伝子発現制御研究室の中畑泰和助教が公益財団法人上原記念生命科学財団の平成23年度研究奨励金の対象者に選ばれました 。本助成は、生命科学、特に健康の増進、疾病の予防および治療に関する諸分野の研究に意欲的に従事する日本在住の若手研究者を助成の対象としています。

助成受託のコメント

 この度、公益財団法人上原記念生命科学財団からの研究助成金を頂くことになり、大変感謝いたします。この助成金を有効に活用し、さらなる研究の発展を目指したいと思います。


助成受託研究テーマ

 概日時計機構の破綻と老化進行の分子連関

近年の分子生物学・遺伝学的研究より、概日時計はただ睡眠・覚醒リズムを支配するだけの機構ではなく、関連した複数の生理機能が最も効率的に働くために酵素活性などを同調させる機構であることが明らかになりつつあります。また、概日時計の破綻は代謝性疾患や早老など種々の老化関連疾患を引き起こすことも知られています。これまでに私たちは、NAD+依存性脱アセチル化酵素“SIRT1”が概日時計と老化・代謝制御を結び付ける鍵分子であることを報告しました。本研究課題は、個体および細胞老化と概日時計機構の相互制御にSIRT1がどのような分子メカニズムで関与しているかを明らかにすることを目標としています。

関連論文
Nakahata Y, Sahar S, Astarita G, Kaluzova M, Sassone-Corsi P.
Circadian control of the NAD+ salvage pathway by CLOK-SIRT1.
Science. 2009 324(5927):654-657

Nakahata Y*, Kaluzova M*, Grimaldi B, Sahar S, Hirayama J, Chen D, Guarente LP, Sassone-Corsi P.
The NAD+-dependent deacetylase SIRT1 modulates CLOCK-mediated chromatin remodeling and circadian control.
Cell. 2008 134(2):329-340. *Equally contributed to this study

(2012年01月11日掲載)

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