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奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

Research 研究成果の紹介

器官発生工学研究室の中川達哉助教が公益社団法人日本実験動物学会にて、2025年Experimental Animals最優秀論文を受賞

器官発生工学研究室の中川達哉助教が公益社団法人日本実験動物学会にて、2025年Experimental Animals最優秀論文を受賞しました(2026年4月24日)。

受賞のコメント

この度、2025Experimental Animals最優秀論文賞を受賞いたしました。このような栄誉ある賞をいただき、大変光栄であると存じます。また、今回の研究を進めるにあたり、多大なサポートをいただいた皆様に深く感謝を申し上げます。今回の受賞を糧に、研究を発展させていけるよう、より一層精進してまいります。

受賞研究課題名

アデノ随伴ウイルスベクターを用いた栄養外胚葉特異的遺伝子導入

受賞内容

哺乳類では、着床時に栄養外胚葉が母体に接触し、着床後に胎盤を形成して胎仔の発育を支えています。栄養外胚葉および胎盤の機能を解明することは、正常な着床・妊娠過程とその機能障害を理解する上で極めて重要です。しかし、一般的な遺伝子改変マウスは受精卵操作によって作製されるため、胎仔と胎盤の双方に遺伝子改変が導入されてしまい、胎盤特異的な遺伝子機能解析には限界がありました。そこで我々は以前、胚盤胞にレンチウイルスベクターを感染させることにより、栄養外胚葉/胎盤特異的遺伝子発現技術を開発しましたが、感染前に透明帯を除去する必要がありました。本研究では、新たな栄養外胚葉/胎盤特異的遺伝子導入法を開発するために、複数のアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを検討し、AAV1ベクターにより栄養膜特異的な遺伝子導入が可能であることを明らかにしました。本技術は、着床や胎盤形成の分子機構の解明を促進するとともに、生殖補助医療技術の発展への貢献が期待されます。

受賞団体名

公益社団法人 日本実験動物学会

器官発生工学研究室

研究室紹介ページ:https://bsw3.naist.jp/courses/courses214.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/isotani/

(2026年06月17日掲載)

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