器官発生工学研究室の上杉ひかるさん(博士前期課程1年)が関西実験動物研究会第159回研究会において「優秀発表賞」を受賞
器官発生工学研究室の上杉ひかるさん(博士前期課程1年)が関西実験動物研究会第159回研究会において「優秀発表賞」を受賞しました(2025年12月19日)。
受賞のコメント
この度、第159回関西実験動物研究会において優秀発表賞を受賞することができ、大変光栄に存じます。ご指導いただいた磯谷綾子准教授をはじめ、器官発生工学研究室の皆様、動物施設の職員の皆様、大学関係者の皆様、そして両親に深く感謝申し上げます。今後も、この賞を励みに、研究のさらなる発展と新たな知見を得られるよう精進してまいります。

受賞研究課題名
四倍体胚補完法により肺欠損モデルマウスの表現型は一部の個体で補完される
四倍体胚補完法は、4倍体胚にES細胞を注入することでES細胞由来の個体を得る技術であり、4倍体細胞は主に胎盤などの胚体外組織に分化し、胎仔本体には寄与しないと考えられてきました。一方で、4倍体胚由来細胞が胎仔へ寄与する事例も報告されていますが、これらの細胞が胎仔内で正常に分化し、寄与した臓器や細胞が機能を果たすかについては、十分に検討されていませんでした。
本研究では、臓器欠損となるES細胞を用いることで、胎仔内に寄与した4倍体胚由来細胞の分化および機能を評価できると考え、肺欠損ES細胞とGFP標識4倍体胚盤胞を用いた四倍体胚補完法を実施しました。その結果、4倍体胚由来細胞によって肺組織が補完され、さらに一部の個体では呼吸機能を有する肺が形成されることを示しました。
関西実験動物研究会
http://www.klara.umin.ne.jp/kansai_HP/index2.html
器官発生工学研究室
研究室紹介ページ:https://bsw3.naist.jp/courses/courses214.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/isotani/
(2026年01月06日掲載)
奈良先端科学技術大学院大学