研究成果の紹介
梅田正明教授(バイオサイエンス領域)が日本植物バイオテクノロジー学会学術賞を受賞
梅田正明教授(バイオサイエンス領域)が日本植物バイオテクノロジー学会学術賞を受賞されました。
梅田正明教授は1994年から27年間にわたり、植物の成長制御に関する研究を進めてきました。特に、細胞周期制御の観点から、細胞分裂と分化の方向性に関する研究、DNA損傷応答に関する研究、DNA倍加の誘導メカニズムの解明に取り組み、近年は幹細胞の再生・維持機構についても解析を行っています。これらの取り組みを通じて、関連研究分野の発展に大きく貢献してきました。
2021.9.10
受賞のコメント
本学術賞で評価された研究は、私一人の力ではなく、国内外の多くの方々の力をお借りして進めることができました。特に、私の研究グループで直接実験に携わってきた助教5名、博士研究員9名、研究技術員2名、技術補佐員11名、大学院生91名の皆様に心より感謝いたします。
受賞内容
「植物成長を制御する分子メカニズムの解明」
植物独自の細胞周期制御系の発見から始まり、主に細胞周期の観点から幹細胞維持、DNA倍加、DNA損傷応答を支える分子メカニズムを明らかにしてきた。特に、植物ホルモンによるDNA倍加の誘導機構や、複数の転写因子を介した細胞周期停止機構の発見は特筆に値する。
一般社団法人日本植物バイオテクノロジー学会
https://www.jspb.jp/
【植物成長制御研究】
研究室紹介ホームページ: https://bsw3.naist.jp/courses/courses105.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/umeda/
(2021年09月14日掲載)