研究成果の紹介
バイオサイエンス研究科発生ゲノミクス研究チームの越智陽城博士研究員が第45回日本発生生物学会/第64回日本細胞生物学会合同大会においてYoung Presenter Award for Poster Presentationを受賞
バイオサイエンス研究科発生ゲノミクス研究チームの越智陽城博士研究員が5月28-30日に神戸で開催された第45回日本発生生物学会/第64回日本細胞生物学会合同大会においてYoung Presenter Award for Poster Presentationを受賞しました。
受賞コメント
日本発生生物学会/日本細胞生物学会の合同大会でYoung Presenter Award for Poster Presentationを頂戴し、大変光栄に存じます。本研究は、5月22日に Nature communicationsに発表した内容をもとにして発展させたもので、このようにいま荻野研究チームで進めているプロジェクトを評価していただいたことをうれしく思います。
受賞時の発表内容
先の論文で、5億年以上もの昔の祖先動物で既にONスイッチ (エンハンサー)が完成し、進化の過程で余計なところで働かないようにOFFスイッチ(サイレンサー)が付け加わったことを明らかにしました。本研究では、普段OFFスイッチにより眠っている遺伝子が、環境ストレスなど生体に危機が迫ったときに使われることを示しました。
・関連論文
Evolution of a tissue-specific silencer underlies divergence in the expression of pax2 and Pax8 paralogues, Haruki Ochi, Tomoko Tamai, Hiroki Nagano, Akene Kawaguchi, Norihiro Sudou, Jajime Ogino, Nature Communications 3, Article number:848, 2012
(2012年06月08日掲載)