NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

研究成果

花発生分子遺伝学研究室の山口暢俊助教が一般社団法人日本植物生理学会の「2021年度日本植物生理学会奨励賞」を受賞

花発生分子遺伝学研究室の山口暢俊助教が一般社団法人日本植物生理学会の「2021年度日本植物生理学会奨励賞」受賞者に決定しました(令和2年11月6日)。授賞式は令和3年3月15日に開催予定です。

受賞のコメント

この度、2021年度日本植物生理学会奨励賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。今回の受賞に際し、伊藤先生、Wagner先生、米田先生をはじめ、研究活動や研究生活を支えてくださった皆様に厚く感謝致します。今回の受賞を励みとし、今後の更なる発展を目指して真摯に研究活動に邁進したいと思います。

受賞内容

「花の形態形成を制御する遺伝子ネットワークの解明」

花の形態形成は、花幹細胞の形成、花器官の運命決定、花器官の形成という決まった順序で進む。1991年にCoenとMeyerowitzによって、花器官の運命はABCモデルによって決定されることが報告されていた。このモデルでは、異なる3つのクラスの転写因子が花の元となる花幹細胞の異なる部分で発現することで、花器官の運命を決めることを説明している。しかしながら、花幹細胞や花器官の形成は、遺伝子レベルでどのようにして起こるのかわかっておらず、30年間謎のままであった。
 私は大学院生の時から、一貫して花の形態形成を制御する遺伝子の働きを調べてきた。転写因子などのタンパク質がDNAに直接結合していることを示すクロマチン免疫沈降法やデキサメタゾンの誘導による遺伝子発現制御を駆使して、花幹細胞の形成や花器官の形成などを制御する遺伝子ネットワークを分子レベルで解明した。今回の受賞では、その研究内容が評価された。

一般社団法人日本植物生理学会
https://jspp.org/

【花発生分子遺伝学研究室】
研究室紹介ページ:https://bsw3.naist.jp/courses/courses112.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/ito/

(2020年11月09日掲載)

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