受験生の方へ 在学生の方へ 教職員の方へ 地域・一般の方へ 企業・研究者の方へ

奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

Interview 教員インタビュー

Chek Min Fey 准教授 Chek Min Fey

chek准教授

教員インタビュー

ご自身の研究内容やその面白さについて教えてください。
タンパク質は生命を支える重要な要素です。私は、タンパク質が分子レベルでどのように多様な機能を発揮するのかに強い関心を持っています。中でも酵素は、代謝だけでなく産業応用においても重要な役割を担っています。酵素がどのように機能するのか、またそれをどのように制御・改変できるのかを理解することが、この研究の大きな魅力です。
研究現場の苦労や楽しみについて教えてください。
タンパク質は非常に小さく、可視光では直接観察することができないため、その機能を理解するにはX線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡といった高度な技術が必要です。また、タンパク質の機能改良は非常に複雑で、多くの要因が関与するため、最適な変異や組み合わせを予測することは容易ではありません。しかし、その難しさこそが研究の面白さでもあり、無限に近い可能性の中から新しい発見が生まれる点に魅力を感じています。
期待される成果や社会的意義について教えてください。
本研究は、生分解性プラスチックの開発に貢献するものであり、環境持続性(SDGs 11〜15)、特にSDG14「海の豊かさを守ろう」と深く関係しています。酵素の性能を向上させることで、より効率的かつ低コストで持続可能な材料の生産を可能にすることを目指しています。
これから受験する学生へ一言応援メッセージ
自分を信じて、未来への好奇心を大切にしてください。NAIST Bioには、自分のアイデアを自由に探求し、研究者として成長できる環境があります。実験を通じた研究は、試行錯誤や失敗の連続であり、まさに忍耐力が求められるものですが、その中で得られる「ひらめきの瞬間」は何にも代えがたいものです。
研究室を志望するにあたり、勉強をする上で、おすすめのサイト、本、総説などを教えてください。
自分が尊敬する科学者の伝記を読むことをおすすめします。私が特に好きな本は、フランシス・クリックの『What Mad Pursuit』です。また、構造生物学の歴史を理解するためには、リチャード・E・ディッカーソンの『Present at the Flood: How Structural Molecular Biology Came About』もおすすめです。
リフレッシュ方法は何ですか?
人と話したり、水泳やバスケットボール、ランニングなどのスポーツをするのが好きです。最近は子どもと過ごす時間が増え、週末には一緒に外で遊ぶことが、リラックスしてリフレッシュする良い方法になっています。