R.I. さん/修士課程2年
バイオサイエンス領域のどんなところが良いですか?
生物やバイオサイエンスに関する授業が一から丁寧に行われることが挙げられます。これにより、大学時代に忘れていた内容も思い出すことができました。また、分野外の方(化学系や情報系、文系の方など)や留学生との交流の機会が増えるため、刺激的な毎日を送ることができています!
どのような研究をしていますか?
主にアフリカで被害をもたらしているストライガという寄生植物の防除に関する研究を行っています。ストライガは、イネやトウモロコシ、ソルガムなどの主要な作物に侵入し、その作物の栄養を奪って枯らす寄生植物です。この影響で作物の収穫が減少し、農業に大きな被害を引き起こしています。そこで、ストライガに対する新しい農薬の開発に取り組んでおり、遺伝子解析などで農薬の作用メカニズムの解明を行っています。その詳細を解明し、農薬が実用化されることで、食糧問題の解決に大いに貢献できると考えています。
研究分野を変えてみてどうでしたか?
大学時代は、微生物農薬に関する研究を行っていましたが、その研究をしていくうちに、植物についても知りたいと考えるようになりました。そのため、奈良先端大では寄生植物と農薬というテーマで研究しています。植物は扱ったことがなかったので、不安でしたが、先生方や先輩方の丁寧な指導のおかげで、毎日着実に実験操作のスキルアップになっていると感じます!
研究室の雰囲気はどうですか?
所属する前は、静かでおとなしい研究室なのかなと思っていましたが、研究室内のイベントが多く、活気がある雰囲気です。植物が好きな人も多く、有志で集まって、珍しい植物や寄生植物を撮影するために、登山することもありました。また、留学生が多いので、日常的に英語でコミュニケーションをする機会や留学生が作る世界各国の料理を食べる機会もありました。 研究にもみんな熱心で、相談や議論も気軽に行えるので、居心地良い研究室だなあとしみじみ感じています。
今後の目標を教えて下さい。
農薬が実用化されるように研究を頑張りたいです!また、秋に学会も参加する予定なので、それに向けて結果をちゃんと出せるようにも頑張ります。
奈良先端大周辺のおすすめスポットを教えて下さい!
北生駒駅近くのケーキ屋さんと登美ヶ丘にあるインドカレー屋さんがオススメです!
通学はどんな感じですか?
学校が借り上げているUR団地に住んでいて、学校までは自転車で20分ぐらいです。坂が多いので、良い運動になっています。団地の中は、春になると桜が満開になり、綺麗です!
奈良先端大で就活する際のコツなどあれば教えて下さい。
一人で就活を進めるのではなく、周囲の人々やサポートを活用することが重要だと考えます。特に、就活でも研究内容を発表する機会は多くあったため、先輩や同期を捕まえて、練習しまくっていました(笑)
座右の銘は?
「気分屋になるな!」これは、高校時代の部活動で顧問が常に口にしていた言葉です。気分が乗らない日でも、この言葉を思い出して頑張ろうと気合いを入れています。
自画自賛してください。
好奇心旺盛な性格により、キャンプや登山、植物探索にまで趣味を広げてしまったこと。
(2023年7月 掲載)
※掲載内容はインタビュー当時のものです。