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Bio Summer Camp 2024 を開催しました。
8月26日(火)〜28日(木)に20回目となるBio Summer Camp 2024を開催しました。Bio Summer Campは大学院教育の一環として、アドバイザー教員のヒアリング等による研究の推進と、英語による研究発表及び質疑応答の能力向上を主目的として毎年実施している研修です。
今年度も昨年度と同様、現地会場とオンラインによるハイブリッド開催とすることにより、より多くの方に聴講いただくことができました。
今回のサマーキャンプは、ちょうど台風が日本に接近している最中に行われました。当初は、サマーキャンプ当日に台風が直撃するとの予報が出ていたことから開催が危ぶまれましたが、サマーキャンプに向けて必死に準備を行ってきた発表者の熱意が通じたのか、台風の進路が予想から大きく外れたため、3日間とも無事に開催することができました。
今回はD1・D2の博士後期課程学生76名と後期課程進学希望のM2学生20名に加え、京都先端科学大学から1名、長浜バイオ大学から4名の学生に参加いただき、ポスター発表を行いました。
D2学生は、質疑応答も含めて一人15分の英語の口頭発表を行いました。英語教育担当教員による個別指導が各個人のレベルに合わせて実施された結果、本番では国際学会さながらの英語発表が行われ、学生にとって非常に良い経験となりました。その後、中間審査となる45分間のアドバイザーヒアリングが行われ、研究の進捗状況について活発な議論がなされました。なお、口頭発表では、D2学生が座長を行い、英語での質疑応答も積極的に行われました。
D1の学生はポスターセッション前に自身の研究を90秒間で紹介するポスタープレビューを行い、緊張しながらも自分の研究をコンパクトにまとめた内容を聴衆にアピールしていました。
D1とM2学生のポスターセッションでは、アドバイザーや同分野の学生のみでなく、他分野の教員と学生とも積極的にディスカッションを行いました。
D2の学生は英語での口頭発表だけでなく座長も務め上げたことから、秋に開催予定のUCデービス大学と中国科学院の大学院生と一緒に行う「国際学生ワークショップ」でのさらなる成長が期待されます。
また今年度も、優秀な口頭発表を行った学生に贈るBest presentation awardが設けられ、スライド、話し方、質疑応答等を評価し、サマーキャンプに参加した学生・教員の投票により4名の学生が受賞し、表彰状と副賞が授与されました。
今年度は、昨年度より参加者が大幅に増えたことから、昨年度以上に活気あふれるBio Summer Campとなり、バイオサイエンス領域の教育プログラムが着実に成果を挙げていることがうかがえる機会となりました。
(2024年08月30日掲載)