NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

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Bio Summer Camp 2022を開催しました

8月24日(水)~26日(金)、18回目となるバイオサマーキャンプ2022を開催しました。バイオサマーキャンプは大学院教育の一環として、アドバイザー教員のヒアリング等による研究の推進と、英語による研究発表及び質疑応答の能力向上を主目的として毎年実施している研修です。
今年度は会場での発表を予定していましたが、新型コロナウイルス感染者拡大を受け、昨年度と同様に全面オンラインでの開催となりました。

今回はD1・D2の博士後期課程学生60名と後期課程進学希望のM2学生14名、教員42名及び外部評価委員を含めた総勢170名以上が参加しました。

D2学生は、質疑応答も含めて一人20分の英語の口頭発表を行いました。英語教育担当教員による個別指導が各個人のレベルに合わせて実施された結果、本番では国際学会さながらの英語発表が行われ、学生にとって非常に良い経験となりました。その後、中間審査となる45分間のアドバイザーヒアリングが行われ、研究の進捗状況について活発な議論がなされました。口頭発表では、学生が座長を行い、英語での質疑応答も積極的に行われました。
D1の学生はポスターセッション前に自身の研究を90秒間で紹介するポスタープレビューを行い、緊張しながらも自分の研究をコンパクトにまとめた内容を聴衆にアピールしていました。
D1とM2学生のポスターセッションでは、アドバイザーや同分野の学生のみでなく、他分野の教員と学生とも積極的にディスカッションを行いました。オンライン開催であるため、社会人学生や研究室のメンバーも気軽に参加でき、後輩にとっても良い刺激となりました。

D2の学生は英語での口頭発表だけでなく座長も務め上げ、秋に開催予定のカリフォルニア大学と中国科学院の大学院生と一緒になって行う「国際学生ワークショップ」でのさらなる成長が期待されます。

また今回から、優秀な口頭発表を行った学生に贈るBest presentation awardができました。
スライド、話し方、質疑応答等を評価し、サマーキャンプに参加した学生・教員の投票により3名の学生が受賞し、表彰状とQUOカードが授与されました。

今年も活気あふれるサマーキャンプとなり、バイオサイエンス領域の教育プログラムが着実に成果を挙げていることがうかがえる機会となりました。

(2022年08月30日掲載)

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