T.N. さん

T.N. さん/修士課程2年

花発生分子遺伝学研究室

  • 植物科学分野
  • 大学学部卒
バイオサイエンス領域のどんなところが良いですか?

入学後に研究室配属があるというのは、ほかの大学院ではあまりなく、私のように分野外から来た人間にはありがたかったです。また、友人にも化学系や社会人を経て入学した人などさまざまなバックグラウンドの人が集まっているのも魅力の一つです。

どのような研究をしていますか?

植物の体づくりを調べています。特に、ダイコンやワサビなどのアブラナ目植物の辛み成分に関わるミロシン細胞という細胞と植物の成長に重要な気孔の発生について研究しています。面白いことに、気孔とミロシン細胞の分化には同じ転写因子が関わっており、どのようにつくりわけているのか、を調べています。

研究室の雰囲気はどうですか?

先生方も先輩も優しく、日々楽しく過ごしています。実験を手伝ってくださる技術補佐員さんたちも充実しており、さまざまなメンバーが力を合わせて研究を進めていると感じます。

今後の目標を教えて下さい。

気孔の孔辺細胞とミロシン細胞を作り分けるメカニズムを解き明かし、細胞の運命決定に新たな知見を加えることです。

あなたの考えるNAISTでうまく生活するコツは?

優秀な人と比較して落ち込まない。NAISTには優秀な先生方や友人がたくさんいます。さまざまなバックグラウンドから人が集まるので、長所も多様です。周囲からの刺激でもっと頑張ろうというのは良いですが、人の優秀なところばかり見て落ち込まず、自分にできること、得意なことを頑張りましょう。

寮の住心地は?

快適です。シェアタイプは比較的新しく綺麗ですし、入学したばかりで心細いときからルームメイトがいて頼れる相手がいるのは心強いです。

自我自賛して下さい。

研究活動とは別で、ビジネスプランコンテストで優秀賞を取れました!NAISTのイノベーション教育からスタートしたチームで、メンバーと議論して練り上げたプランを自分がプレゼンして賞をいただけたのは感無量でした。

これは他の人が経験したことがないだろうということがあれば教えて下さい。

バスで24時間かけてラオスからベトナムのハノイへ陸路で国境を越えたこと。ローカルすぎて英語もあまり通じず、トイレ休憩もわからずで、水分摂取すら極力控えて乗り切りました。なんとかなります。

(2024年7月 掲載)

※掲載内容はインタビュー当時のものです。