M.I. さん/博士課程1年
奈良先端大のバイオ領域を選んだ理由は何ですか?
将来は、がんをはじめとする様々な疾患の発症メカニズムや治療法の確立につながるような研究を、免疫学の観点から行っていくことで、科学及び医療の発展に貢献したいと考えています。奈良先端大のバイオ領域は研究環境が整っており、上記に示した将来の目標につながる質の高い研究を行えると考え、奈良先端大のバイオ領域を選びました。
バイオサイエンス領域のどんなところが良いですか?
共通機器が充実しているため、研究に必要な様々な解析を学内で行えるところ。
どのような研究をしていますか?
がん細胞やウイルス感染細胞を排除するにはキラーT細胞の活性化が必要です。この活性化には自然免疫細胞のひとつ樹状細胞によるガンやウイルス抗原の提示が重要な役割を果たします。私は、この抗原提示に関与する新たな分子を見つけ、その機能を明らかにしようとしています。将来は、この機構を応用し、ワクチン開発に繋げていきたいと考えています。
研究分野を変えてみてどうでしたか?
新しい分野を一から学ぶことは容易ではありませんが、自分の学びたいことを学べているので充実した研究生活を送れています。また異なる分野を学ぶことは学際的な視点を獲得する上でも良い選択だったと思っています。
研究室の雰囲気はどうですか?
探究心が強くて真面目な学生が多く、各々がより良い結果を出すために日々研究に取り組んでいます。しかし、一人で黙々と研究を行うだけではなく、日本人学生、留学生問わず学年を超えた交流が盛んであり、自身の研究に対する相談を気軽に行えたり、他愛のない会話で息抜きをしたり、とても良い雰囲気だと感じています。
奈良先端大周辺のおすすめスポットを教えて下さい!
法隆寺、吉野山、橿原神宮
あなたの考える奈良先端でうまく生活するコツは?
生活リズムをつくる。ラボ内外の学生とコミュニケーションをとることです。
寮の住心地は?
寮の住心地はとても良いというわけではありませんが、研究に集中するには良い環境だと思います。
(2022年6月 掲載)
※掲載内容はインタビュー当時のものです。