研究科の紹介

研究科長のあいさつ

橋本研究科長の顔写真

皆さんはどのような思いで大学院を選択しますか?また、大学院に何を期待していますか?日本の大学の多くの学部生が出身大学と同じ大学院へ進学する中で、他大学院のホームページを検索、閲覧している皆さんは、何かしら現状を変えたい、新しい環境での大学院生活にチャレンジしたい、最先端の生物科学研究に触れてみたい、など様々な思いを胸に秘めていることと思います。奈良先端大は学部を持たない国立の大学院大学として平成3年10月に設立され(バイオサイエンス研究科は平成4年4月に設置)、最先端の科学技術を用いた研究を推進するとともに、その恵まれた研究環境を基盤にして社会の発展に寄与する人材を養成することを目的としています。さらに、平成30年度からは大学創設以来の3つの研究科がひとつになり、情報科学、バイオサイエンス、物質創成という異なる研究分野間の垣根を取り払い、多様な研究分野にまたがる融合領域の研究や教育を推進することになります。本大学は常に時代の最先端を走ることを念頭に継続的な組織改革と教育カリキュラムの充実を行っており、皆さんが期待する大学院生活を提供できるものと信じています。

皆さんにとって学部がない大学院の最大の利点は、学部からの内部進学者がいないため、入学生全員が同じ条件で大学院生活を始められることでしょう。バイオサイエンス研究科へは、理学系、農学系、理工学系、医薬系など多岐にわたる学部から入学します。人数は少ないですが、生物系以外の学部や社会人の入学もあります。このような多様なバックグラウンドをもつ大学院生に先端的な生物科学の知識と実験技法を習得させ、最先端の研究の一端を担ってもらうため、最大限の学習効果を生むように工夫された講義体系を段階的に進むことにより、1年次半ばには全ての新入生が分子細胞生物学を基盤とした研究テーマに取り組むことができます。平成30年度からは1研究科体制への移行にともない、情報科学や工学とバイオサイエンスとの融合領域の教育や研究をより効果的に展開することが可能となります。先端大キャンパスの近くには繁華街や娯楽施設はありませんが、学内では各種のスポーツ行事が開催され、勉学や研究に没頭できる最良の環境が準備されています。

バイオサイエンス研究科では、特に東南アジアの主要大学との教育研究交流協定を基に、優秀な留学生の積極的に受け入れを行っています。各研究室には数名の留学生が配属されており、研究室の文献紹介セミナーや研究成果のデスカッションなどが英語で行われる場合も少なくありません。異なる文化や習慣をもつ留学生と研究生活を共にすることにより、皆さんの国際性が着実に培われてゆきます。TOEIC成績を指標とした英語力の向上プログラムも授業カリキュラムに組み込まれており、グローバルに活躍できる修了生の育成を目指しています。

奈良先端大は文部科学省から教育、研究、組織体制の水準が非常に高いとの評価を受け、研究大学強化促進事業(2013年~)、スーパーグローバル大学創成支援事業(タイプB:2014年~)に選定されています。また、バイオサイエンス研究科は、21世紀COE拠点(2002年~2006年)、グローバルCOE拠点(2007年~2011年)、卓越した大学院拠点形成支援(2012年~2013年)、国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム(2013年~)を獲得しています。こうした継続的な競争的支援経費の獲得により、iPS細胞技術の基盤となる初期研究をはじめとした世界的に第一線級の研究成果を植物科学、メディカル生物学、統合システム生物学の各領域で生み出し続けています。また、本研究科を修了した学生は、国内外の教育研究機関や企業で活躍しています。

これまでのしがらみを捨て、新しい環境の下での大学院生活を通して、最先端の教育研究の没頭できる場所、それがここ奈良先端大学です。向学心に燃えた若い皆さんのチャレンジを待っています。