研究室・教員

設備機器紹介

バイオサイエンス研究科および遺伝子教育研究センターの設備機器を紹介します。

透過型電子顕微鏡

透過型電子顕微鏡(TecnaiF30)は細胞の微細構造やタンパク質粒子の構造を300kVの加速電圧により、高分解能で観察できる装置です。HAAD検出器を装着しており、走査透過電子顕微鏡法(STEM)による厚切り樹脂切片のトモグラフィー解析により、細胞内微細構造の3次元解析が可能です。また、クライオ条件下でタンパク粒子等の構造を観察することもできます。

透過型電子顕微鏡透過型電子顕微鏡 撮影画像例

走査型電子顕微鏡

走査型電子顕微鏡(Quanta250)は生物試料の表面構造を高分解能で観察し、同時に組織・細胞表面のX線分析を行なう装置です。低真空と高真空の両条件下で観察でき、常温、低温、クライオ条件下で観察できます。試料を固定や臨界点乾燥などの前処理なしに直接観察することができますので、前処理や電子線によりアーティファクトが生じ易いサンプルを観察できます。

走査型電子顕微鏡走査型電子顕微鏡 撮影画像例

共焦点レーザー顕微鏡

蛍光ラベルされた細胞内の構造を、生きたまま見ることができる顕微鏡システムです。多色蛍光観察、三次元立体構造解析、タイムラプス観察、光刺激実験など様々なライブイメージング実験に活用できます。 Zeiss LSMシリーズ(LSM700、LSM710、LSM7Duo)、Olympus FV-1000を設置しています。

共焦点レーザー顕微鏡共焦点レーザー顕微鏡 撮影画像例

ライトシート蛍光顕微鏡

試料に対して、シート光をマルチアングルで照射することで、3次元構造を持つ生体試料であっても、光毒性や退色が少なく、高速でイメージングすることができます。そのため、動物、植物、3次元培養などの試料での蛍光ライブイメージングに最適です。(透明化したサンプルの観察にも利用できます。)

ライトシート蛍光顕微鏡ライトシート蛍光顕微鏡 撮影画像例

高解像3D蛍光イメージングシステム

可視光による光学限界解像度(約200nm)で観察可能な蛍光顕微鏡システムで、多色蛍光観察、三次元立体観察、タイムラプス観察を行なうことができます。さらに、高性能コンピュータを用いたデコンボリューション処理により焦点外からの光を除去した鮮明な画像の取得も可能です。

高解像3D蛍光イメージングシステム高解像3D蛍光イメージングシステム 撮影画像例例

生体分子間相互作用解析装置

搭載した表面プラズモン共鳴センサーとマイクロ流路系を利用して、タンパク質や核酸(DNAやRNA)などの分子間に生じる相互作用を高感度でリアルタイムに検出できます。得られたセンサーグラムから、付属のソフトウェアを使用して、物質間の結合定数(Ka)や解離定数(Kd)の算出といった定量的な相互作用解析や速度論的解析が可能です。

生体分子間相互作用解析装置生体分子間相互作用解析装置 データ例

フローサイトメーター

細胞や微生物の解析・分離が、効率よく自動でできるフローサイトメーターを設置しています。発現レベルの低い蛋白質や、希少な細胞を検出測定でき、個々の標的粒子を分取できる高速ソーティング機能や複数の蛍光標識抗体によるマルチカラー解析にも対応しています。Ariaは動物細胞と植物細胞の専用機があり、簡便な解析にはAccuriが使用できます。

フローサイトメーターフローサイトメーター データ例

次世代シーケンサー

2500万個のDNA断片を75~600塩基程度、同時並行で読み取ることができる装置です。シーケンシングにかかる作業や装置の操作が簡略化されており、簡単に次世代シーケンシングを行うことができます。1回のランは8~48時間、DNAの変異解析や転写産物の発現解析などに利用可能です。illumina MiSeqを備えており、CLC Genomics Workbenchソフトウェアを利用しての解析も可能です。

次世代シーケンサー次世代シーケンサー データ例

DNAシーケンサー

遺伝情報の基盤となるDNA塩基配列を自動的に、正確かつ大量に決定する装置です。1塩基多型解析やAFLPなどの多様なスクリーニングやフラグメント解析に利用できます。1サンプルから16サンプルまで、解析サンプル数の異なるシーケンサーが数台あります。

DNAシーケンサーDNAシーケンサー データ例

リアルタイムPCRシステム

遺伝子発現をリアルタイムでモニタリング解析できる装置です。電気泳動不要で、核酸の定量的・定性的解析やジェノタイピング、SNPs解析などが可能です。ほとんど全ての蛍光色素が利用可能で、マルチプレックスアッセイにも適しています。近年では、RNAiやmicroRNAの解析にも多く利用されています。384・96ウェルプレートや8連チューブで解析できます。

リアルタイムPCRシステムリアルタイムPCRシステム データ例

質量分析計

タンパク質の同定および定量分析や翻訳後修飾分析、低分子化合物の精密質量測定を行えます。nanoLCやGCを接続し、ハイスループットに効率的かつ迅速な分析が可能です。様々な種類の質量分析計Ion Trap-Orbitrap型 (LTQ-Orbitrap XL)、トリプル四重極型 (TSQ Vantage)、MALDI-TOF型 (Autoflex)、二重収束型 (JMS-700 MStation) があります。

質量分析計質量分析計 データ例

プロテインシーケンサー

プロテインシーケンサー(PPSQ-31A)はタンパク質やペプチドのアミノ酸配列を決定する装置です。エドマン分解法により、N末端側から1残基ずつアミノ酸を遊離し、遊離したアミノ酸をHPLC分析する事でアミノ酸配列を自動で決定できます。

プロテインシーケンサープロテインシーケンサー データ例

高輝度X線結晶構造解析装置

実験室系として世界最高輝度を誇るX線発生装置FR-Xと、イメージングプレートを3枚装備した高速X線検出器R-AXIS VIIを搭載した生体高分子用のX線回折装置です。低温吹付装置によって93K(-180°C)までの低温でX線回折データを取得して、生体分子の高精度な立体構造解析を行うことが可能です。

高輝度X線結晶構造解析装置高輝度X線結晶構造解析装置 撮影画像例

液体窒素凍結保存システム

液体窒素凍結保存システムは、液相タンクと気相タンクがあり、各種細胞や動物受精卵・精子などを液体窒素中で半永久的に保存できます。

液体窒素凍結保存システム保存容器内

植物温室

遺伝子組換え植物と非組換え植物を栽培できる大型の温室が2棟あります。各部屋や人工気象室は、温度や照度、湿度を設定することができ、様々な植物を多様な生育条件で栽培することができます。

植物温室植物温室 栽培室

動物実験施設

本学で行われる研究および教育のための利用を目的とした動物実験施設です。微生物学的に管理された実験動物が飼育されています。また動物実験を行うための環境が整備され、専門の職員による技術提供も行っています。利用者は定められた規則を遵守し、適正な自主管理のもと動物福祉に配慮した動物実験を行っています。

動物実験施設動物実験施設 飼育室

放射線実験施設

放射性同位元素はその使用が法律で厳しく規制されていますので、放射線実験施設の管理区域内でのみ取り扱うことができます。教育訓練を受け、許可された人のみ入室可能です。放射性同位元素は、ごく微量なサンプルの分析・解析には、非常に感度がよく、トレーサー実験や細胞増殖測定に用いられています。

放射線実験施設放射線実験施設 管理区域内