植物科学分野 Plant Biology

English
植物が変動する環境に応じて自身の成長や形態を最適化する制御系や、多様な子孫の形成を通じて環境に適応する有性生殖の制御系の解明に取り組んでいます。独自のライブイメージング技術を駆使して成長を続ける植物内部の動態を精密に捉え、ゲノムワイド解析やAI画像解析を始めとした先端技術を融合することで、植物が成長力と繁殖力を発揮する仕組みを明らかにします。

研究テーマ

  1. 植物が環境因子に応じて器官の成長や形態を最適化する仕組み
  2. 植物の環境適応や作物育種の基盤となる有性生殖の制御系と進化
持続可能社会の構築に向けて、様々な取組が進められています。その中で、植物由来の木質などのバイオマスの生産性の向上や有効利用 への期待が高まってきました。私たち植物代謝制御研究室では主に木質バイオマスの生産制御のメカニズムや物性、力学的特性を明らかにし、実用植物へ応用するとともに構造建築物への適用にも取り組みます。

研究テーマ

  1. 有用バイオマス植物の開発
  2. 植物の力学的最適化メカニズムに基づく基盤技術の開発
  3. 自発光植物の社会実装に向けた基盤技術の開発
植物は刻々と変化する環境下でも成長を続け、一生を通じて器官を大きくする生き物です。このような植物に特徴的な成長様式やストレス応答機構を理解することにより、植物バイオマスの飛躍的増産につながる新規技術の開発を目指しています。私達の研究は、二酸化炭素吸収量の増加や食糧・環境問題の解決に大きく貢献します。

研究テーマ

  1. 植物がもつ組織とゲノム恒常性の維持機構
  2. 環境ストレスに応答した細胞分裂の抑制機構
  3. 樹幹バイオマスの増産技術の開発
奈良先端大を日本の花発生研究の中心地に!
私たちが毎日、口にする穀物や果物はすべて花の産物です。自然の不思議さを感じる心を大切に、とびきりおもしろくて役にたつ花研究を一緒に、世界に発信しましょう。

研究テーマ

  1. 幹細胞の増殖・分化・老化の制御機構
  2. 環境応答と花成制御機構
  3. 有性生殖におけるエピジェネティック制御機構
植物がどうやって時間や季節を測っているのか知っていますか?知りたくないですか?知りたいですよね?
植物が時間や季節を測る仕組みを理解するだけでなく、そうした情報を使って植物がどうやって、より良く生きているのかを明らかにします。

研究テーマ

  1. 決まったタイミングで花が咲く仕組みの解明:1年から数十年スケールまで
  2. 時間情報の長距離伝達の仕組みと意義
  3. バイオインフォマティクスによる振動遺伝子の網羅的解析
植物はヒトのような獲得免疫を持ちません。それでも、湿度変化や栄養不足といった環境のゆらぎの中で、病原菌を防ぎつつ多様な微生物と共生しています。実は同じ微生物でも、状況次第で「味方」にも「敵」にもなり得えます。植物がそういった状況変化を読み取りながら、免疫を維持したり共生を成立させたりする仕組みを解き明かすとともに、その成果を農業利用へとつなげる研究に取り組んでいます。

研究テーマ

  1. 環境変化(水・湿度や栄養条件)に応じた植物免疫の制御機構
  2. 病原菌・共生菌が状況に応じて切り替える感染・共生戦略
  3. 植物と微生物の分子コミュニケーションに基づく共生・マイクロバイオーム成立機構
寄生植物は世界各地で大きな農業被害をもたらしています。モデル寄生植物を使った遺伝学的研究や細胞生物学的な研究手法を用いて、寄生の分子メカニズムを解き明かし、寄生植物による農業被害の軽減を目指します。他の病害生物や共生微生物と植物の相互作用も研究しています。不思議な生き物を研究したい人、歓迎します。

研究テーマ

  1. 寄生植物の吸器形成遺伝子の単離と解析
  2. 植物間の低分子化合物を介したコミュニケーション
  3. 寄生植物ゲノムはどう進化したか?
植物は、多種多様な化学構造や生物活性をもつ二次代謝物を産生します。植物は、どのようなメカニズムで様々な代謝物を産生しているのでしょうか?私たちは作物、モデル植物や薬用植物などを用いて、自然界に広く分布する植物二次代謝物の多様性に関わる遺伝子を特定し、その機能を解明する研究を行っています。 私たちと一緒に、新しい機能遺伝子や活性物質を発見する研究をしましょう。

研究テーマ

  1. 植物代謝における多様性の理解と機能ゲノミクス
  2. 種間比較と新機能分化ゲノム領域の解析
  3. 栄養欠乏生育下における代謝変動の解析
植物は、切っても切っても生えてくる、驚異的な再生能力を持っています。池内研では「植物はなぜ再生しやすいのか?」「再生しやすい種としづらい種があるのはなぜか?」といった大きな謎に挑戦すべく、分子遺伝学的アプローチを駆使して器官再生メカニズムの解明を進めています。池内研のモットーは、楽しくレベルの高い研究を展開することです。ラボメンバーは互いに切磋琢磨しチームとして助け合いながら、再生現象の解明に取り組んでいます。是非あなたも、まだ世界中の誰も知らない生命の不思議を解き明かす研究の醍醐味を、一緒に味わいましょう!

研究テーマ

  1. 接ぎ木における組織修復と器官接着のメカニズム解明
  2. 組織培養系におけるメリステム新生機構の解明
足もとの小さな花にも生命のデザインと雌雄のドラマが隠されています。イメージングと遺伝学を武器に、生殖細胞の発生や、植物が賢く確実に子孫を残すしくみに迫ります。誰も知らないあなただけの「生命の絶景」を、顕微鏡の中に探してみませんか?

研究テーマ

  1. 花粉の発生と分化の制御機構の解明
  2. 効率的な受精メカニズムの解明
  3. 花粉を用いた植物生殖工学技術の確立