ヒトの身体は60兆個の細胞、その集合体である組織、器官から構成され、それらの連携により生命活動が維持されています。ホルモン、神経伝達物質、細胞増殖・分化調節因子などによる連携作業によって多彩な細胞応答が引き起こされますが、応答にいたるシグナル伝達経路は複雑なネットワークを形成しています。
一方、種々の疾患においてシグナル伝達系の破綻が見い出され、治療のためにシグナル伝達系の構成因子を標的とする薬剤が数多く用いられています。
本講座では、生命科学の重要課題となっているシグナルを受けた細胞の応答の分子機構の解明、および神経疾患、癌その他の疾患の病因究明と、その治療へ向けた研究を進めています。