入試情報

入学試験内容

選抜者入学試験の内容

受験生は指定の時間までに研究科玄関ホールで受付を済ませ、大講義室に入ります。ここで受付時に受け取った受験生調査表に、研究希望分野や希望研究室を複数記入します。そして、20分毎に担当者が受験番号を読み上げますので、呼ばれた受験生は試験準備室へ移動します。ここで英語と基礎知識の問題を渡されますので、30分間で問題用紙に解答を記入します。英語はTOEICリーディング形式型の問いが10題です。基礎知識の問題に関しては、『基礎知識問題の難易度』を読んで下さい。辞書はありませんし、持ち込みもできません。 (H31年入学の入試より、英語は、TOEICやTOEFLなどの外部試験の点数を利用する方法に変更する予定です。配点方法などの詳細は未定です。)

次に、解答を記入した試験問題用紙を持って、担当者の指示に従って自分の試験室へ移動します。面接試験時間は20分間で、英語と基礎知識の試験を5分間、一般面接を15分間行います。試験官は3名です。名前と受験番号を述べた後着席します。まず、英語と基礎知識の問題の解答を読み上げます。それから一般面接に移ります。

面接試験の例を示しましょう。まず試験官から「小論文に書いてある卒業論文の内容について簡単に述べて下さい」と指示されますので、3分程で概略を述べて下さい。試験官はあらかじめ皆さんの小論文を読んでいますので、ポイントを要約して答えて下さい。答えた内容について専門的な口頭試問が行われます。試問は3名の試験官から多方面にわたって行われます。卒論研究の内容に加え、その分野の基礎になる分野の修学度、研究への取り組み方、細胞生物学や分子生物学、生化学などの基礎科学の修学度、特に興味を持って勉強した分野があればその修学度等を聞きます。また入学後に取り組みたい研究分野の小論文をもとにそれに関連した研究課題についても質問されます。なぜその分野に興味があるのか、どのような方向で研究したいと考えているのかなど、専門用語を使って答えなければなりません。それでは以下の面接試験の質疑応答例をみてみましょう。

面接試験の例

研究科に入学したらどのような研究をしたいですか?

地球環境の保全に興味を持っていますので、環境問題に取り組んでいる研究室に入りたいです。

環境問題の解決には、科学に何ができると期待していますか?あなたはどのような分野の科学を研究することで、その問題を解決しようと考えていますか?

塩に強い植物をバイオテクノロジーで育種したり、砂漠の緑化とか、植物によるバイオレメディエーション等です。

では、塩積土壌でも植物が生育できるにはどのようにすればいいと一般に考えられていますか?また、適合溶質についていくつか例を挙げて、その内の一つについてその合成に関与する酵素の名前を一つ述べて下さい。また、その酵素はどのような反応を触媒しますか?

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面接では、NAISTに入学した後に取り組みたい内容なども質問します。この例の受験生は、取り組みたい内容を持っていたこと、またその内容の一般的な取り組みについて知っていたことはとても評価できます。ただ、さらにもう一歩踏み込んで、より学術的な知識や考えを面接の受け答えで述べることができればさらに評価されたでしょう。自分が取り組みたいと考えている分野についての知見を深めて、受験(面接)に備えてください。

面接試験と採点基準

3名の試験官が個別に評価と採点を行います。一般面接での質問内容は、卒論や学部で修学したことやバイオサイエンス分野の学力等について、点数化します。さらに英語と基礎知識の問題の得点を加算して、その受験生の得点とします。

基礎知識問題の難易度

基礎知識はバイオサイエンスの学部レベルの簡単な基礎知識問題が出題されます。具体的には、本研究科で教科書として用いている南江堂「Essential細胞生物学 第4版(第3版でも可)」(中村桂子他監訳)から穴埋め問題と正誤問題あわせて10問が出題されます。穴埋め問題は、出題文の文意が通じるように適当な単語を埋めてゆきます。正誤問題は、文章の正誤を判定して回答します。「Essential細胞生物学 第4版(第3版でも可)」の前半から多く出題されますが、後半からも一部出題されます。受験者の方へは、前もってこの教科書を熟読し、受験に備えることを推奨します。