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遠隔会議システムを利用した海外提携校との論文セミナー
「UCDオンラインゼミナール」を試験開講しました。

昨年度に続き今年度も「UCDオンラインゼミナール」を試験開講しました。本ゼミナールは、バイオサイエンス研究科と海外提携校の1つであるUniversity of California, Davis校 (UCD)を遠隔会議システムで結び、双方の大学院生が協力して毎週1つの論文を輪読するゼミナール形式の講義です。今年度はバイオサイエンス研究科から4名、UCDから9名の大学院生が参加しました。

バイオサイエンス研究科では、平成26年度から国際コースに大学院生を受け入れます。本ゼミナールは国際コースのカリキュラムを象徴する科目の1つであり、昨年度からの試験開講を通じて教員側にノウハウを蓄積するとともに、学生への教育効果を検証して来ました。昨年度は双方とも1名ずつの教員がほぼすべてのゼミを担当しましたが、今年度は5名ずつの教員が交代でゼミを受け持ちました。

本ゼミでは論文中のデータを参加者全員が交代で説明し、その内容について皆で討論します。このようなゼミは日本の大学のカリキュラムでは人数や時間の制約で実施することすら難しいのですが、国際コースという小規模なユニットでは非常に大きな教育効果を発揮します。実際、今回の試験開講にボランティアで参加 してくれた本研究科の4名の学生たちは皆積極的に討論に参加し、大きな自信を得たようです。多忙な研究の合間を縫って毎週このゼミに参加するのは大変だったかと思いますが、その努力が報われる貴重な経験が得られたのではないかと思います。 

昨年度のレポートはこちら

Journal-Club

本研究科から参加した学生のコメント 

Tan Tian Tian (Demura lab., D1)
It is a very good platform to learn and understand interesting topic in science through discussions. It also helps to facilitate the exchange of ideas and sharing of knowledge within the participants (graduate student and principal investigator) from NAIST and UCD. This long distance learning program is a good educational tool to educate the graduate students.

Wong Jeh Haur (Hashimoto lab., D1)
The participation in the class enabled me to practice my English with native American, which I think is hard to come by. The class was also beneficial to me in learning from UC Davis students, who have different ways of seeing scientific findings. I really enjoyed the interactive discussion with them in different fields of plant science research.

Diyana Rejab Nur (Demura lab., D1)
I feel glad that I joined this course. Everyone was so friendly and we had discussion in such a relax environment. The best part of this course is that you will have a chance to listen to others’ point of view and be able to voice out your opinion, too. Students were given freedom to describe and present the data but with guidance of experienced PIs. I had a chance to learn many things, from basic to more advanced sciences.

神谷 雅子 (Nakajima lab., D3)
このJournal Club (JC)に参加できて良かったと思うことがあります。それは、普通の研究室で行われるJCとは違い、参加者全員による参加型セミナーであることから、自由に疑問点やコメントを発言し議論できたことです。また、海外の学生との教育の違いを垣間見ることができました。これは、サイエンス的にどちらが優れているかということとは別のことだと思いますが、ある限られた時間の中で課題論文についてまとめ、発表する能力はサイエンスの言語が英語であることも含め、アメリカ人の学生はすごいなと思いました。このように、日本に居ながらリアルタイムで時間を共有し毎週JCをできたことは、今後はどのような進路に進むことになっても、いい経験になりました。今後の後輩たちも、英語が全く聞き取れないとか、議論についていけないとか挫折感を感じるかも知れませんが、積極的に参加してほしいと思います。

(2014年03月26日掲載)

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