研究成果

研究成果

バイオサイエンス研究科構造生物学研究室の北野健助教が公益財団法人稲盛財団の平成24年度研究助成金対象者に選ばれました

 バイオサイエンス研究科構造生物学研究室の北野健助教が公益財団法人稲盛財団の平成24年度研究助成金の対象者に選ばれました。本助成は、自然科学、人文・社会科学の幅広い分野の中から、独創的で将来性のある若手研究者に贈られるものです。

助成受託コメント

 稲盛財団研究助成に選定して頂きまして、財団関係者の皆様と審査員の先生方に、心より感謝申し上げます。稲盛理事長から贈呈書を手渡ししていただいたことは、コツコツと研究を続けるうえで大きな心の支えになります。私は5年前にも同研究助成を頂く機会に恵まれました。一層の努力をして、社会に貢献できる研究を目指したいと思います。


助成受託研究テーマ

老化原因のDNA構造をほどく遺伝病タンパク質の新規ドメイン構造解析

 WRN(Werner syndrome protein)とBLM(Bloom syndrome protein)は、二本鎖DNAを一本にほどくタンパク質酵素で、RecQファミリーヘリカーゼとよばれています。働きが失われると、ウェルナー症候群やブルーム症候群という、早老症や高発がん性の遺伝病(難病)が引き起こされてしまいます。本研究では、WRNとBLMの分子形状に隠された病気の仕組みを明らかにするため、大型放射光施設スプリング8を使った3D解析を進めていきます。


関連する論文
1. Sato, A., Mishima, M., Nagai, A., Kim, SY., Ito, Y., Hakoshima, T., Jee, JG., Kitano, K. (2010).
"Solution structure of the HRDC domain of human Bloom syndrome protein BLM."
J. Biochem., 148(4), 517-525.

2. Kitano, K., Kim, SY., Hakoshima, T. (2010).
"Structural basis for DNA strand separation by the unconventional winged-helix domain of RecQ helicase WRN."
Structure, 18(2), 177-187.

3. Kitano, K., Yoshihara, N., Hakoshima, T. (2007).
"Crystal structure of the HRDC domain of human Werner syndrome protein, WRN."
J. Biol. Chem., 282(4), 2717-2728.

(2012年05月02日掲載)

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