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奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

Research 研究成果の紹介

花発生分子遺伝学研究室の石山 凜さん(博士前期課程2年)が学術変革領域(A)「植物機構フィードバック」若手の会において「優秀口頭発表賞」を受賞

花発生分子遺伝学研究室の石山 凜さん(博士前期課程2年)が学術変革領域(A)「植物機構フィードバック」若手の会において「優秀口頭発表賞」を受賞しました(2025年10月29日)。

受賞のコメント

この度、植物機構フィードバック第3回若手の会において優秀口頭発表賞を賜り、大変光栄に思います。今回の受賞は私一人の力では成し遂げられなかったものであり、ご指導いただいた伊藤教授、山口准教授、ならびに研究室の皆さまのご指導の支えがあってこそです。本受賞を励みに、より一層精進してまいります。
 

(左が石山 凜さん)

受賞研究課題名

シロイヌナズナHSFA2遺伝子のスプライシングバリアントによる高温応答の分子機構

モデル植物シロイヌナズナにおいて、高温応答の中心的な制御因子として HEAT SHOCK FACTOR A2(HSFA2) が重要である。HSFA2遺伝子からは 4 種類のスプライスバリアントが生じ、その結果、2 種類の異なるタンパク質アイソフォームが翻訳される。しかし、一方のアイソフォームはin vitroにおいて DNA 結合能を示さないことが報告されており、生体内でどのように作用するのかは明らかでなかった。 本研究では、この一方のアイソフォームがin vivoにおいてどのように他の因子と協調して機能し、標的遺伝子群を通じて高温応答ネットワークに加えて独自の経路をどのように制御しているのかを解明することを目的とした。

関連資料

https://www.plant-climate-feedback.com/

【花発生分子遺伝学研究室】

研究室紹介ページ:https://bsw3.naist.jp/courses/courses112.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/ito/

(2025年12月12日掲載)

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