NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

研究成果の紹介

Letian Chen博士が国際植物ゲノミックス学会議優秀ポスター賞を受賞しました

2006年8月8日~10日に中国で開催された「第7回 国際植物ゲノミックス学会議」において、植物分子遺伝学講座 Letian Chen 博士(ポストドク)が「優秀ポスター賞」を受賞しました。受賞の対象となった発表は、「A dynamic plant immunity complex, defensome, is involved in defense signaling in rice」です。本発表は、植物の病原体に対する防御反応において、低分子量Gタンパク質Racを中心にしたタンパク質複合体が病原体の認識および信号伝達において中心的な役割を果たしていることを明らかにしたもので、その成果が高く評価され、この受賞に至りました。

受賞コメント

この度は、優秀ポスター賞を受賞でき、大変光栄に存じます。また、この受賞は植物の耐病性研究において我々の研究が高く評価された結果であり、大変意義があるものであると感じております。これまでご指導いただき、さらに本学会への参加の機会を与えていただきました島本功先生、ともに研究を進めてきた島本研究室の共同研究者の皆様に大変感謝しております。今後も、さらに新たな発見ができるように精進を重ね、研究者として大成できるように努力していく所存であります。

受賞内容


図 植物は、低分子量Gタンパク質OsRac1と病原体認識受容体(NBS-LRR)を含む複合体を介して、病原体の侵入を認識し、抵抗性反応を誘導する

(2006年10月04日掲載)

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