神経システム生物学研究室

稲垣紹介

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稲垣 直之/Naoyuki Inagaki

研究テーマ

  • シグナル伝達による神経回路網形成機構
  • 神経細胞の対称性の破れ、軸索および極性形成の分子機構
  • 軸索ガイダンスと細胞移動のメカノバイオロジー
  • 新しい細胞内分子輸送機構
  • アクチン波と細胞形態形成

略歴

      

大阪大学医学部卒,大阪大学大学院医学研究科博士課程修了.大阪大学医学部助手,マックスプランク精神医学研究所研究員,東京都老人総合研究所主任研究員,愛知県がんセンター研究所主任研究員,同室長,奈良先端科学技術大学院大学准教授を経て現職.

研究業績

     

生化学、生物学に興味を持ち始めたきっかけ

高校時代、遺伝子発現や筋収縮の分子機構を知り感銘を受けた。また、人の体の仕組み、特に脳の仕組みを理解したいと考えたのが研究をしたいと思ったきっかけ。その後、脳内ヒスタミン神経系の構造と機能、細胞内に局在したカルシウムシグナル、神経成長因子受容体のシグナル伝達、シグナル伝達による中間径フィラメントの調節特に空間的な調節の研究を行う。現在、神経細胞の対称性の破れ、軸索および極性形成の研究を通じて、生物の形づくりの基本原理を解き明かすことを目指している。

将来の夢:仕事に関しては2つ

  • オリジナリティーのある研究テーマをやり遂げる。できれば人に役立つもの
  • 優秀な研究者を育てる

趣味

一番の趣味はワイン、ビールだが(自宅に100本入りワインセラーを持つ)、奈良先端大は自然に接する機会が多く、近くに生息する野草や木々、鳥、昆虫を楽しんでいる。その他、水泳(週に2㎞が目標)、音楽や絵画鑑賞など。

メッセージ

自分に誇りと自信を持つ若者であってほしい。

そのためにも自分を一生懸命磨き、人に良い影響を与えるよう努力してほしい。

座右の銘

ベストの条件で実験を行う。

我々の心より心に通ふものあり、そは真理を愛する念なりと(古武弥四郎)。

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