NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

セミナー情報

Interplay between protein kinase and small GTPase in the fission -yeast Schizosaccharomyces pombe-

演題 Interplay between protein kinase and small GTPase in the fission -yeast Schizosaccharomyces pombe-
講演者 建部 恒 博士(原核生物分子遺伝学講座)
使用言語 日本語
日時 2011年1月31日(月曜日) 13:00~2011年9月2日(金曜日) 11:38
場所 バイオサイエンス研究科 大セミナー室
内容

タンパク質キナーゼと低分子量Gタンパク質は酵母からヒトまで真核生物全般に渡って保存されており、真核生物細胞内でのシグナル伝達において重要な役割を果たしている。多くの真核生物種において、タンパク質キナーゼと低分子量Gタンパク質は複数のメンバーからなるファミリーを形成しており、シグナル伝達を通じて細胞内の多種多様な生理機構の制御に関わっている。

今回のセミナーでは分裂酵母を用いた演者の近年の研究から、タンパク質キナーゼと低分子量Gタンパク質との相互作用を通じた細胞内制御機構の例として、両極性の細胞生育に必須な Pom1 DYRK (Dual-specificity, tyrosine[Y] phosphorylation-Regulated Kinase) による Cdc42 Rho ファミリー低分子量Gタンパク質の制御と、TOR キナーゼを含む TOR 複合体2(TORC2)の制御因子として同定した Ryh1 Rab ファミリー低分子量Gタンパク質についての解析を紹介する。

問合せ先 原核生物分子遺伝学講座
真木 壽治 (maki@bs.naist.jp)

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