細胞膜の形態を形成するタンパク質と細胞間コミュニケーション

重要な疾患である癌形成やさまざまな疾患において、細胞の形態変化が伴います。細胞の分化、初期化においても同様です。しかし、脂質膜の結合タンパク質がどのように変化、あるいは活性制御を受け、クラスリン被覆小孔、カベオラ、フィロポディア、ラメリポディア、ポドソームなどの細胞小器官の形成に異常が生じ、このような細胞の形態変化が生じるかについては不明な点が多く残されています。当研究室では、これらの形態形成機構を明らかにすべく、BARタンパク質などの膜結合性タンパク質や脂質膜の裏打ちとして広く存在するアクチン細胞骨格による細胞構造構築とその細胞内シグナリングにおける役割を明らかにします。膜結合性タンパク質による膜の形態形成の試験管内での再構成を行い、ついで、再構成により得られた知見と細胞機能の相関を調べます。

これらの結果、細胞外小胞(エクソソーム、エクトソーム)形成の新規機序やその作用機序、細胞遊走機構の解明、貪食における構造構築などが明らかになってきました。

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