NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

セミナー情報

真核生物の翻訳開始メカニズムにおけるHEATドメイン構造の役割と進化

演題 真核生物の翻訳開始メカニズムにおけるHEATドメイン構造の役割と進化
講演者 浅野 桂 准教授 (カンザス州立大学生物学部)
使用言語 日本語
日時 2010年7月14日(水曜日) 15:00~
場所 バイオサイエンス研究科 D105
内容

真核生物の確立過程で獲得された多くの新しいタンパク質の基本構造の中にHEATドメインと呼ばれる、aヘリクスの単純な繰り返しからなる折り畳み立体構造がある。翻訳開始過程においても、3つの異なる開始因子(eIF)がこの構造を持っている。本セミナーでは、mRNA結合因子eIF4Gと前開始複合体の核として機能するeIF5のHEATドメインの開始メカニズムにおける役割を酵母をモデルとして明らかにするとともに、最近見つかった、2つのHEATドメインからなるヒトeIF5類似タンパク質の翻訳制御における役割について報告する。最新のトピックスとして、eIF5のHEATドメイン(W2ドメイン)とリンカードメインがeIF2に結合するグアニン残基の解離を調節するという新たな役割についても報告する。これらの研究の中から浮かび上がってきた多様なHEATドメイン開始タンパク質の新たな進化モデルについても討論する。

問合せ先 動物分子遺伝学
加藤 順也 (jkata@bs.naist.jp)

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