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多剤排出輸送体MATE (multidrug and toxic compound extrusion) の基質排出における構造基盤

演題 多剤排出輸送体MATE (multidrug and toxic compound extrusion) の基質排出における構造基盤
講演者 田中 良樹 博士(京都大学大学院 医学研究科)
使用言語 日本語
日時 平成25年6月26日(水曜日) 13:30~14:15
場所 L12会議室
内容
多様な毒物の能動的排出を行なう膜輸送体タンパク質は多剤排出輸送体と呼ばれ、細胞の薬剤耐性獲得の一因である。多剤排出輸送体は現在までに5つのファミリーに分類されており、本研究では二次性能動輸送体であるMATEを構造機能解析の対象とした。内部に疑似対称性のある12回膜貫通構造で、MFS同様の基質輸送機構の存在が提唱されている。今回明らかにした構造は、好熱性古細菌Pyrococcus furiosus由来H+共役型MATE構造である。複数の条件下での構造決定により明らかになった新規の構造変化の意義や、特異的結合能を有する環状ペプチドの機能、LCP法による結晶化及びその測定法などについて解説する。
【参考論文】
Yoshiki Tanaka, Christopher J. Hipolito, Andres D. Maturana, Koichi Ito, Teruo Kuroda, Takashi Higuchi, Takayuki Katoh, Hideaki E. Kato, Motoyuki Hattori, Kaoru Kumazaki, Tomoya Tsukazaki, Ryuichiro Ishitani, Hiroaki Suga & Osamu Nureki Structural basis for the drug extrusion mechanism by a MATE multidrug transporter. Nature 496, 247‐251(2013)
問合せ先 構造生物学
箱嶋 敏雄 (hakosima@bs.naist.jp)

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