生体電気シグナルの原理解明に向けて
- 演題
- 生体電気シグナルの原理解明に向けて
- 講演者
- 筒井 秀和 博士(大阪大学大学院医学系研究科 助教)
- 使用言語
- 日本語
- 日時
- 2013年2月14日(木曜日) 16:00~17:00
- 場所
- L13会議室
- 内容
- 現代の我々は様々な電気製品に囲まれて生活しているが、バクテリア、ゾウリムシから人まで、生き物に目を向けるとそこにも電気現象が関与する「仕組み」が沢山ある。生体では電気シグナルはどのように利用され、極めて柔軟な機能を生み出しているのか?そしてこのようなシステムは系統発生や個体発生を通して如何に獲得された(る)のか?未知なる世界への扉をこじ開ける為に、我々は生体電気シグナルを可視化(時空間計測)する事に取り組んできた。今回、蛋白質の試験管内分子進化実験、電場と細胞の相互作用、電位センサー蛋白質の状態遷移機構に関する新しい知見、等々を中心に、我々の奮闘について紹介させていただきます。
参考文献
Tsutsui et al., (2010). J Physiol 588, 2017‐2021.
Tsutsui et al., (2009). Chem Biol 16, 1140‐1147.
Tsutsui et al., (2008). Nat Methods 5, 683‐685.
Tsutsui et al., (2005). EMBO Rep 6, 233‐238. - 問合せ先
- 分化・形態形成学
横田 明穂 (yokota@bs.naist.jp)