セミナー情報

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イメージングによる細胞動態解析

演題 イメージングによる細胞動態解析
講演者 松永 幸大 准教授(東京理科大学理工学部応用生物科学科)
使用言語 日本語
日時 平成24年9月28日(金曜日) 15:30~16:30
場所 大セミナー室
内容
生物の分化・発生に細胞分裂やDNA複製メカニズムがどのように関与しているかを調べるために、我々はヒト培養細胞と植物を使用して研究を進めている。プロテオーム解析により明らかになったヒト染色体タンパク質・RBMXは X染色体上にある遺伝子から転写・翻訳されるRNA結合タンパク質として知られていた。RBMXタンパク質をノックダウンした細胞は、染色体本数が2倍近くになり、各染色体のX字型構造がみられなくなり、姉妹染色分体が解離する。また、光感受性の活性酸素種発生蛍光タンパク質KillerRedを用いた時空間特異的ノックダウン解析によりRBMXが分裂期に入る前に、すでにRBMXは姉妹染色分体の接着を制御している因子であることがわかった(1)。植物においてDNA複製をイメージングするために、EdUを取り込ませて簡便的に細胞周期長やS期を測定する方法を開発した。また、DNA複製の際に見られるDNAレプリケーションフォーカスは動物とは異なり植物ではゲノムサイズ依存的に形成されることがわかった。これらDNA複製がストレスでどのように制御されているかタバコBY-2細胞で調べた結果も報告したい。最後に、学習機能を備えた画像分類を自動で行う能動的学習型人工知能「カルタ」の開発に成功したので紹介したい(2)。
1. Matsunaga S., Takata H., Morimoto A. et al. (2012) RBMX: a regulator for maintenance and centromeric protection of sister chromatid cohesion. Cell Reports, 1, 299-308.
2. Kutsuna N., Higaki T., Matsunaga S. et al. (2012) Active learning framework with iterative clustering for bioimage classification. Nature Commun., in press.
問合せ先 植物組織形成学
梅田 正明 (mumeda@bs.naist.jp)

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