花発生分子遺伝学研究室

RESEARCH

主な研究テーマ

「植物がさまざまな環境に適応して、花をつくるかたちづくりのしくみを明らかにし、地球温暖化の今日における食糧の増産・安定供給に社会貢献する」


私達はこれまで、有限成長をする花において幹細胞の増殖と分化をつかさどる時空間特異的な遺伝子発現には、クロマチンレベルの制御が重要な役割を果たしていることを明らかにしてきました。今後は植物の花発生における時空間特異性の制御機構にあわせて、複数の遺伝子産物が調和的に機能する機構、さらには花発生経路の可塑性と頑強性の理解を進めていきます。花の形作りの原理を解明することで、植物分野だけではなく動物の研究者の方々にも注目してもらえるような研究を世界に発信していくことを目指しています。日本の花発生研究の中心地となれるよう、学生さん達を大募集中です。