2025 International Student Workshopを開催しました
本年度の国際学生ワークショップは、J-PEAKSの支援を受け、令和7年9月15–20日の6日間の日程で、6年ぶりに本学主催により実施しました。参加学生は本学19名、UCデービス10名、中国科学院12名の計41名でした。16・17日には近隣の宿泊施設に滞在し、参加学生全員が口頭発表とポスター発表を行いました。また、ポスター発表では一対一で深い議論が交わされました。また今回特別企画として、大学教員として活躍されている本学卒業生の宮島俊介先生(石川県立大学)、柳谷耕太先生(大阪大学)によるキャリアセミナー、三校教員も交えたパネルディスカッションを実施し、アカデミアと民間の働き方の違いを含む多様な質疑応答が活発に行われました。
18日は会場を本学に移して「UCD–IGDB–NAIST合同シンポジウム」を開催し、各大学の引率教員がそれぞれの研究紹介しました。このシンポジウムは、ワークショップ参加者以外の学内関係者も多数参加し、最先端の研究に触れました。午後には本学のラボツアーを実施し、参加学生が複数の研究室を訪問して本学の研究環境を直接体験しました。翌19日には「cultural visits」として大阪市・奈良市を訪れ、文化遺産や地域社会に触れることで、さらに交流を深めました。
今回は「学生自身が作り上げる国際学会」を基本方針とし、プログラムブックレット作成、会場レイアウト、ポスター準備・設営、研究室訪問を含むスケジュール運営、さらにはcultural visitsのグルーピングやアテンドまで、多くを学生主体で担い、研究室や国籍・言語を超えた協働の実践力を育む機会となりました。

(2025年10月02日掲載)