2億5千万程度のDNA断片に関して50~100塩基程度を同時平行して読み取るDNAシーケンサー。4日間の1回のランで、のべ8~50Gbの塩基配列情報を取得できます。
高速シーケンサー(Illumina GAIIx)
高速シーケンサーで読むための鋳型DNAライブラリーを作製するために使用する非接触系ソニケーター。Adaptive Focused Acoustics(AFA)テクノロジーにより、高出力で非常に安定した、一点集中型の超音波(Ultrasonic)を発生し、特定の断片長の核酸サンプルのコンタミネーションフリーな回収が可能です。
アコースティックソルビライザー
(Covaris S2)
蛍光物質の測定に使用します。蛍光基質を用いた活性測定やin vitroでのFRET測定、波長スキャンで未知試料の蛍光波長を調べることができます。多波長の経時変化を追従する3次元時間変化測定などもできます。
日立分光蛍光光度計F-7000
カラムを使用したタンパク質の精製に使用するクロマトグラフです。イオン交換、ゲルろ過、アフィニティー、疎水性クロマトグラフィーなどのカラムを接続することができます。
AKTA explorer 10S
ショ糖やグリセロールの密度勾配作製とサンプル回収に用います。通常のペリスタポンプを用いたものに比べて簡単に安定した密度勾配を作製することができます。また、密度勾配超遠心終了後のサンプルを分画することもできます。
グラディエント作製器・サンプル回収装置
(Gradient station)
イオン交換カラムやアフィニティーカラムを用いたタンパク質精製を行う際、サンプル溶液の脱塩を行う必要があります。脱塩後、この装置でサンプル溶液を濃縮することで、次のカラム操作に適切なサンプル量に調整することができます。
凍結乾燥装置(LABCONCO)
TSQ-Vantageはトリプル四重極型の質量分析計で、対象タンパク質のより高精度な定量解析に使用しています。
LC-MS/MS
(Thermo Scientific TSQ-Vantage)
逆相カラムにより分離したペプチド等を質量分析計LTQ-Orbitrap XLにより同定します。LTQ-Orbitrap XLは、リニアイオントラップを搭載しているLTQと、Orbitrapを組み合わせたハイブリッドフーリエ変換型質量分析計です。優れた質量精度、高分解能と高い検出感度を持ちます。さらに二つの分析計は、同時にモニタリング可能であり、複雑なサンプルであっても、より迅速に、より確実に検出・同定することが可能です。LC部はParadigm MS4 (AMR)を使用しています。
LC-MS/MS
(Thermo Scientific LTQ-Orbitrap XL)
逆相カラムにより分離したペプチド等を質量分析計Q-TOF Ultimaにより同定します。Q-TOF Ultimaは四重極と飛行時間型を組み合わせたハイブリッド型質量分析計です。翻訳後修飾の解析にも使用できます。LC部はNano Frontier nLC (HITACHI)を使用しています。
LC-MS/MS
(Waters Q-TOF Ultima)
ろ紙法を使った等電点電気泳動装置であり、一定濃度の塩類やSDSを含んでいても高い分離能を示します。
等電点電気泳動装置
(Anatech CoolPhoreStar IPG-IEF Type-P)
FluoroPhoreStar 3000は、蛍光染色された二次元電気泳動ゲルの画像撮影を高感度で行い、その画像データから必要なスポットを選択し、切り出し作業(マニュアル操作)までを行う装置です。蛍光スキャナーとしても使用可能です。
二次元電気泳動ゲルピッカー
(Anatech FluoroPhoreStar3000)
二次元電気泳動ゲル画像を比較してディファレンシャルなタンパク質スポットを判定することができます。ゲル画像の歪みを自動補正して重ね合わせることができます。
二次元電気泳動ゲル比較解析ソフト
(SHIMADZU Progenesis PG200)
蛍光染色したゲルイメージの取得とウェスタンブロット解析のイメージ取得に使用できます。
フルオロ・イメージアナライザー/
ルミノ・イメージアナライザー
(FUJIFILM FLA7000/LAS3000 mini)
タンパク質同定のための検索ソフトです。
MASCOT
主にショットガン解析したタンパク質の比較定量解析に用いるソフトです。
SIEVE
タンパク質同定のための検索ソフトです。SIEVEと連動しており、SIEVEで解析したタンパク質の同定のために用います。
BioWorks
ゲノム配列の解読されていない生物種由来のタンパク質を同定するために用います。
PEAKS
オリンパスFV1000では、共焦点レーザー顕微鏡観察、ツインスキャナによる光刺激実験、分光測定、タイムラプス実験、三次元立体構築などの解析が可能です。電動ステージが導入されており、多点タイムラプス観察が可能です。温度制御装置も装備しています。
共焦点レーザー顕微鏡システム(Olympus FV1000)
ライカTCS-SP5による共焦点レーザー観察(三次元立体構築、分光測定、タイムラプス実験など)、及び405と多光子の二つのパルスレーザーによる蛍光寿命測定に使用します。
共焦点レーザー顕微鏡システム
(Leica TCS-SP5)
ライカ共焦点レーザー顕微鏡システムと連動して蛍光寿命イメージングを行います。405 nmパルスレーザーと多光子レーザー、二つのパルスレーザーによる蛍光寿命イメージングが可能です。
蛍光寿命測定イメージングシステム
(Becker&Hickl SPC830)
倒立型顕微鏡に横河CSU22高速スキャニングシステム、DualView、浜松ホトニクスのEM-CCDが接続されています。本システムでは、440 nmのレーザーを用い、CFP/YFPのDualViewフィルターを用いることにより、CFP/YFPのFRET観察を行うことが出来ます。また、フィルターを交換しレーザーを切り替えることにより、GFPとRFPの同時高速観察が可能です。顕微鏡には電動ステージが導入されており、多点タイムラプス観察が可能です。画像取得制御はMetamorphにて行います。
高速スキャニングシステム(横河CSU22)
画像解析ソフトのMetamorph(FRETのレシオ解析、三次元解析などに使用)と蛍光寿命解析ソフトSPCImageがインストールされています。
画像解析・FLIM解析用ワークステーション
(Becker&Hickle SPCImage、Metamorph)
植物では1週間近くかかるパラフィン包埋の作業がこの電子レンジを使用することにより、わずか5時間に短縮されます。
パラフィン試料作成用電子レンジ
(EB Sciences)
緑と赤の二色蛍光観察が可能な倒立顕微鏡型の全反射顕微鏡システムです。画像取得はMetamorphで行います。
全反射顕微鏡システム(TIRF、オリンパス)