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研究実験や指導

Q. どんな研究をしていますか?

2012年現在、本研究室で行っている主な研究は以下です。

1.突然変異の発生と抑制の分子機構

 ・DNA複製エラー(DNA合成で生じる誤り)の発生メカニズムと修復機構

 ・酸素ラジカル(活性酸素)や栄養条件により生じる突然変異

2.DNA複製装置の構造と機能の解明

 ・細胞内の複製フォークのスピードを調節する機構

 ・DNA損傷による複製フォークの進行阻害とその回復過程

 ・DNAポリメラーゼの分子機能の生化学的解析

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Q. 研究テーマはどの様にして決まるのですか?

研究室に配属されると、本研究室の研究に必要な研究理論や実験手法を学ぶために、大学院生は基礎的な実習に取り組みます。その実習の終了後に、本研究室の研究の進捗状況を大学院生に詳しく説明して、取り組みたい研究の希望を聞きます。

大学院生の希望を最大限に尊重して、最適な研究テーマを各人に提示します。多くの場合、大学院生の研究テーマは、過去の研究成果を発展させるプロジェクト、あるいは、研究室で取んでいるプロジェクトの中から選ばれます。その後、大学院生と相談しながら研究テーマを決定します。研究テーマの決定に際しては、大学院生の研究経験や研究実験に対する適正等も加味します。

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Q. スタッフから研究指導して貰えますか?

本研究室では、必ず教員が各大学院生を指導します。大学院生は、実験の準備段階から結果の解釈まで教員と議論しながら研究テーマに取り組みます。実験手法の指導も教員が行います。但し、単純な機器の使い方のような簡単な指導は、上級生にお願いすることはあります。

Q. 好きなだけ実験をできますか?

研究室の事情が許す限り可能です。本研究室の研究に必要な消耗品や試薬は常備しています。研究に必要であれば、いつでも使うことができます。但し、実験計画を吟味して無駄を省いて、消耗品や試薬を節約することをお願いしています。

研究室にはコアタイムがありますが、コアタイムを超えて実験できます。安全に配慮できるようになれば、早朝でも週末でも、実験室を必要な時に開けて研究に使うことを認めています。

Q. 勉強机や実験台やピペットマンを自分専用で使えますか?

はい、使えます。本件研究室は、これらを各学生に支給します。勉強机や実験台やピペットマンを学生同士で共用することはありません。それで、実験机や実験台の整理整頓、および、ピペットマンの精度管理を各大学院生にお願いしています。

Q. 学会に行かせて貰えますか?

基本的に、研究成果を発表することを条件に学会に行くことができます。発表できるように研究がまとまれば、日本遺伝学会や日本分子生物学会などに行くことができます。但し、参加して勉強になるような学会や研究会が近隣(大阪や京都など)で開催されるとき、聴講だけに行くことができる場合はあります。

 

 

 

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