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蛋白質機能解析特論

平成23年度

【開講時期】

通年

【担当教員】

田坂昌生、稲田のりこ、深尾陽一朗、藤原正幸

【講義責任者】

田坂昌生

【教育目的・授業目標】

タンパク質の機能解析に関する基礎から最先端のトピックスについて、植物グローバル教育プロジェクトの教官等による講義を行う。また、国内外で活躍する研究者を招聘したシンポジウムに参加し、タンパク質機能解に関する最新の研究について知識を習得する。本授業は、生命科学研究について様々なアプローチから総合的に現象を理解するための最先端技術の知識習得を目標としており、同時期に開講される「ゲノム機能解析特論」は本授業を相補するものとしてその履修を必須とする。

【指導方針】

タンパク質の機能解析を行う上での基礎から最先端までの知識を習得し、得た知識を学生が自分の研究に応用できる様に指導する。また、シンポジウムに参加する事で、最新の知識を得るとともに、招待講演者や受講者間の交流を深め、生命科学について自由なディスカッションをする場を提供する。本科目は、学内の履修者、および学内外の参加者(前年度に植物科学グローバルトップ教育プログラムへの参加を希望し、研究プロポーザルが受理された学生)の両方の履修者を受け入れ、それぞれ異なる基準により成績を評価する。学内の履修者は講義及びシンポジウム、学内外のプログラム参加者は講義とシンポジウムに加え、技術講習を受講するものとする。修了要件には算入されないが、後期課程学生の単位認定も行う。

【授業計画】

  • 1回(6月6日 13:00~18:00):タンパク質複合体精製の基礎(講義) タンパク質複合性精製の原理・方法などを注意点を含めて解説する(担当:藤原、大セミナー室)。
  • 2回(6月7日 9:00~12:00):質量分析の基礎1(講義) 質量分析計によるタンパク同定の原理について解説する(担当:深尾、大セミナー室)。
  • 3回(6月7日 13:30~):質量分析の基礎2(講義) データベースサーチの方法とその原理について解説する。質量分析におけるイオン化の原理について解説する(担当:深尾、大セミナー室)。
  • 4回(6月7日 13:30~):質量分析の応用(技術講習) 免疫沈降物の電気泳動とゲル内消化法の習得(担当:深尾、藤原、大セミナー室)。
  • 5回(6月9日 9:00~12:00):顕微鏡の基礎(講義) 光学顕微鏡、明視野顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡の原理と基礎について概説する(担当:稲田、大セミナー室)。
  • 6回(6月9日 13:00~15:00):顕微鏡の応用(講義) 蛍光タンパク質、FRETについて概説する(担当:稲田、大セミナー室)。
  • 7回(6月8日 15:30~18:30、6月9日9:00~12:00):顕微鏡の応用2(技術講習) 共焦点レーザー顕微鏡を使っての画像取得及びImageJによる画像解析(担当:稲田、C522顕微鏡室及び大セミナー室)。
  • 8回(11月末予定):シンポジウム 最先端のイメージング技術とその応用、或はオミックス技術とその応用について、外部からの講演者を招いたシンポジウム(ミレニアムホール)。

【履修条件】

ゲノム機能解析特論もあわせて履修のこと。技術講習への参加は、前年度に研究プロポーザルを提出し、それが受理された学内外のプログラム参加者に限る。

【オフィスアワー】

設けない。

【成績評価の方法と基準】

学内の科目履修者は、講義への出席(30%)とレポート提出(30%)、シンポジウムへの出席とレポート提出(40%)により成績を評価する。学内外のプログラム参加者については、講義及び技術講習への出席(50%)、講義及び技術講習に関するレポート提出(30%)、シンポジウムへの出席とレポート提出(20%)を以て評価する。レポートは、講義とシンポジウムそれぞれについて作成したものを講義責任者に提出し、担当教員が採点する。詳細は後日受講者に連絡する。

【関連科目】

ゲノム機能解析特論、植物科学特論、動物科学特論、統合システム生物学特論

【注意事項】

  • この講義に関しては、学生課に履修届は提出しない。
  • 講義責任者に直接講義の申請をして受講が認められたことをもって履修届とする。
  • 講義室等の都合で受講者数に制限があり、希望者多数の場合は先着順又は抽選が行われることがある。

■ お問い合わせ

このお知らせに関するお問い合わせ

前田順子 (jmaeda@ad.naist.jp)