成果報告

論文No.049

コムギケイ酸トランスポーターTaLsi1の同定と他の植物への導入効果。

Montpetit, J.、Vivancos, J.、三谷奈見季、山地直樹、Re´mus-Borel, W.、Belzile, F.、馬建鋒、Be´langer, R. R.
Plant Mol. Biol. DOI 10.1007/s11103-012-9892-3 (2012)

Montpetit, J., Vivancos, J., Mitani-Ueno, N., Yamaji, N., Re´mus-Borel, W., Belzile, F. Ma, J. F. and Be´langer, R. R. Plant Mol. Biol. DOI 10.1007/s11103-012-9892-3 (2012)

 コムギからイネケイ酸トランスポーターLsi1の相同遺伝子TaLsi1を同定した。TaLsi1タンパク質は細胞膜に局在し、ケイ酸輸送活性を有する。TaLsi1とイネのOsLsi1を35Sプロモーター制御下でシロイヌナズナに導入したところ、ケイ酸の吸収能力は向上したが、生育が低下した。しかし、根で特異的に発現するNIP5;1のプロモーター制御下で発現させると、生育低下が見られず、ケイ酸の吸収能力が増加した。