成果報告
論文No.038
カボチャ外向きケイ酸トランスポーターの同定
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三谷奈見季、山地直樹、馬 建鋒
- Plant Signaling & Behavior 6, 991-994 (2011)
Mitani-Ueno, N., Yamaji, N. and Ma, J. F. Plant Signaling & Behavior 6: 991-994 (2011)
ブルームレスとブルームキュウリの台木として使われている2品種のカボチャはケイ酸の吸収能力に大きい違いがあります。2品種のカボチャからそれぞれ外向きケイ酸トランスポーター2種類(CmLsi2-1とCmLsi2-2)を単離しました。2種類ともケイ酸の輸送活性を示しましたが(図1)、配列や発現において両品種間に差が見られませんでした。これらのことは、外向きケイ酸トランスポーターが品種によるケイ酸吸収の差の原因ではないことを示しています。
図1 カボチャ由来のケイ酸トランスポーター2種の外向き輸送活性。