研究成果

研究成果

植物生理学研究室の久保田茜助教が「日本時間生物学会」において「日本時間生物学会学術大会優秀ポスター賞」を受賞しました。

植物生理学研究室の久保田茜助教が「日本時間生物学会」において「日本時間生物学会学術大会優秀ポスター賞」を受賞しました。

受賞のコメント

本研究に関わった全てのメンバーに感謝します。これを励みに、研究成果を通じて領域に貢献できるよう邁進してまいります。

受賞内容

「Regulation of flowering by light and temperature」 (日本語タイトル : 野外における光周性花成制御機構の解析)

野外における光周性花成の分子機構の解析
適切なタイミングで花成が行われることは、植物の生存戦略上非常に重要である。日長変化、すなわち光周性シグナルは、主要な花成制御経路として知られているが、光周性シグナルの分子機構が実際に野外で観察される季節性花成においてどのような役割を担っているかについては、未解明な点が多い。そこで本研究では、北米の夏至の日長と気温が、実験室で標準的に用いられている長日条件と似ていることに着目して、春から夏至にかけて野外で生育させたシロイヌナズナにおける花成制御因子の遺伝子発現変動を解析した。その結果野外では、花成ホルモンをコードするFLOWERING LOCUS T (FT) 遺伝子が実験室長日条件とは異なる時間帯に機能しており、顕著に早咲きを示すことを見出した。さらに野外で見られたFT遺伝子の発現および花成時期は、実験室長日条件の光質および温度条件を変化させることで再現することができた。今後、野外に即した実験条件を用いて研究を進めることで、実際に野外で生育する農作物の花成時期を予測したり、花成時期をコントロールする技術の開発に役立つ知見が得られると期待される。

日本時間生物学会
http://www.c-linkage.co.jp/25jsc/index.html

【植物生理学研究室】
研究室紹介ホームページ:http://bsw3.naist.jp/courses/courses115.html

(2018年10月30日掲載)

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