平成20年度 成果報告会
来る3月12日、13日に、奈良先端科学技術大学院大学にて、平成20年度植物科学研究教育推進事業の成果報告としてワークショップ(成果報告会)を開催いたします。
当事業は植物タンパク質ネットワークの研究を行なっている大学院学生を支援するプログラムであり、このワークショップでは、平成20年度、当事業に参加した第三期大学院学生の研究成果報告、及び教員によるタンパク質複合体精製、質量解析、イメージング技術を用いた成果報告を行います。
さらに、今回は当事業の4年間の成果報告会として、歴代の参加学生(第一期生、第二期生)も講演を行い、例年よりも規模の大きいワークショップとなります。
スケジュール
平成21年3月12日(木)
13:00-13:05 開会の挨拶
13:05-13:17 柳川由紀(タンパク質ネットワーク解析チーム)
「光形態形成のnegative regulator (COP10)の新規相互作用因子の解析」
13:17-13:29 稲田のりこ(バイオイメージングチーム)
「うどん粉病菌感染に対するシロイヌナズナ階層的防御機構の形態学的解析」
13:29-13:41 深尾陽一朗(タンパク質質量解析チーム)
「ショットガン解析による複合体タンパク質のハイスループット解析法」
13:41-13:53 岡慎一朗(千葉大学大学院 園芸学研究科)
「RNAサイレンシングサプレッサー2bの作用機序の解析」
「PAF1複合体を介した遺伝子発現調節が関わる植物機能の解明」
14:05-14:20 休憩
14:20-14:32 金屋明宏(東京農工大学大学院 農学府)
「シロイヌナズナにおける二本鎖RNA結合タンパク質間相互作用の解析」
14:32-14:44 谷川いづみ(新潟大学大学院 自然科学研究科)
「ペルオキシソームに局在する新奇プロテアーゼAtDeg15の機能解析」
14:44-14:56 井戸邦夫(京都大学大学院 生命科学研究科)
「光合成電子伝達を支える葉緑体チラコイド膜内腔タンパク質ネットワークの解析」
14:56-15:08 濱田晴康(東京理科大学大学院 理工学研究科)
「感染防御応答初期過程におけるCa2+動員制御因子のリン酸化プロテオーム解析」
15:08-15:20 高見常明(九州大学 生物資源環境科学府)
「光合成電子伝達の低温耐性のメカニズム解明」
15:20-15:35 休憩
15:35-15:47 井上加奈子(神戸大学大学院 農学研究科)
「いもち病菌の宿主接着に関する研究」
15:47-15:59 藤田智史(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科)
「植物の微小管制御に関わるリン酸化経路の解析」
15:59-16:11 安井一敏(大阪大学大学院 理学研究科)
「ポリガラクツロン酸合成酵素の精製」
16:11-16:23 角田智佳子(東京大学大学院 分子細胞生物学研究所)
「AtBI-1の細胞死抑制機構におけるスフィンゴ脂質代謝酵素の役割」
16:23-16:35 中村真也(鳥取大学大学院 連合農学研究科/島根大学大学院 生物資源科学研究科)
「植物孔辺細胞の形態構築に働く受容体型キナーゼ情報伝達系の解析」
16:35-16:50 休憩
16:50-17:02 佐藤愛子(東北大学大学院 工学研究科)
「シロイヌナズナK+チャネルKAT1のリン酸化によるK+透過調節とリン酸化部位の解明」
17:02-17:14 後藤志野(基礎生物学研究所 高次細胞機能研究部門)
「BiFCを用いたペルオキシソーム形成因子間ネットワークの解析」
17:14-17:26 長谷部千絵(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科)
「イネ開花制御因子Hd1複合体構成因子の同定と機能解析」
17:26-17:38 久保田寿子(東京大学大学院 総合文化研究科)
「タグ融合蛋白質を用いた光化学系II超分子複合体のアセンブリーに関する研究」
17:38-17:50 石田快(名古屋大学大学院 生命農学研究科)
「シロイヌナズナの概日時計機構の基盤となる分子複合体の振動と発信の可視化」
17:38-17:50 安喜史織(京都大学 化学研究所)
「SAP130とCOP9シグナロソームの結合が担う役割の解明」
18:20-20:20 懇親会
平成21年3月13日(金)
9:30-9:42 中井篤(鳥取大学大学院 農学研究科)
「酸化タンパク質分解における植物アシルアミノ酸遊離酵素の機能解明」
9:42-9:54 森下輝之(近畿大学大学院 農学研究科)
「強光・高温ストレス応答性転写因子HLNの遺伝子発現制御機構の解明」
9:54-10:06 西山雄樹(香川大学大学院 農学研究科)
「LKP2 と相互作用因子の 細胞内局在と相互作用解析」
10:06-10:18 高橋祥子(静岡大学 農学研究科)
「トマト果実を用いた、葉緑体からクロモプラストへの分化誘導メカニズムの解明」
10:18-10:30 田草川真理(奈良女子大学大学院 人間文化研究科)
「高等植物のミトコンドリア核の組織化に関わるタンパク質の同定」
10:30-10:45 休憩
10:45-10:57 八木祐介(京都府立大学 人間環境科学研究科)
「PSWs過剰発現体を用いた核様体構成 因子の解析」
10:57-11:09 中曽根光(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)
「2,4-D応答に関わるタンパク質、Small Acidic Protein 1 (SMAP1)はCOP9 シグナロソーム(CSN)と結合する」
11:09-11:21 舘田知佳(東北大学大学院 生命科学研究科)
「植物のミトコンドリアPTP構成因子間ネットワークの解析」
11:21-11:33 北川宗典(北海道大学大学院 生命科学院)
「生細胞蛍光イメージング技術を用いた細胞間連絡・細胞分化・細胞周期の動的関係の解析」
11:33-13:00 休憩
13:00-13:20 林朋美(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)
「植物細胞における染色体分配様式の解析」
13:20-13:40 佐藤長緒(北海道大学大学院 生命科学院)
「ユビキチンー26Sプロテアソームシステムによる植物C/N応答制御機構の解明」
13:40-14:00 樋口雅之(奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科)
「シロイヌナズナにおけるFRETバイオセンサーの開発」
14:00-14:15 休憩
14:15-14:35 岩井優和(北海道大学大学院 生命科学院)
「光合成を視るークロロフィル蛍光寿命イメージングー」
14:35-14:55 祢宜淳太郎(九州大学大学院 理学研究院)
「気孔のCO2応答を制御するS型アニオンチャネル因子SLAC1の同定」
14:55-15:15 小山内崇(東京大学大学院 総合文化研究科)
「クロロフィル合成酵素によるグループ2シグマ因子SigEの活性制御」
15:15-15:25 閉会の挨拶
世話人
奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 植物科学研究教育推進ユニット
島本功、田坂昌生、稲田のりこ、深尾陽一朗、柳川由紀
開催日程
平成21年3月12日(木)、13日(金)
開催場所
奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 大講義室
参加費
無料
懇親会参加費
2000円
*懇親会参加希望の方は、平成21年3月9日(月)までに赤羽容子(hanerin at ad.naist.jp)までご連絡下さい。