よくある質問

研究室配属・見学のページも併せてご覧ください

Q
コアタイムはありますか?
A

時間生物学的には、一人ひとりに朝型・夜型といったクロノタイプ(chronotype)と言われる最適なリズムがあり、後天的に変えることは難しいとされています。また、遠くから通学してくる学生さんもいます。こういったこともあり、特にコアタイムは設けていません。ただし、夜間の事故や細かなフィードバック等の現実的な問題を考えると、一日に一度もスタッフと顔を合わせないというのは避けてください。ちなみに、遠藤は8時~17時くらいがコアタイムです。

(スタッフ高橋:大学生協の調査によると、コアタイム無しの院生の平均研究時間は修士課程で一日あたり8.8時間、博士課程で10時間程度だとのことです。なので、それと同程度の思考量&作業量を、時間を自由に使って成し遂げてもらえればと考えています)

Q
植物は未経験ですが、やっていけますか?
A

全然大丈夫です! 植物を育てるだけであれば簡単です。動物細胞の培養ほど気を使わなくてもいいですし、水は週に数回やればあとは勝手に育ってくれます。一方で、時間生物学については一定量の勉強が必要ですが、こちらについては研究室に参加してからでも大丈夫だと思います。ただ、植物の基本的な教科書については目を通しておいて下さい。プログラミング等なにか一芸があると、役に立つかもしれません。ちなみにバントが得意な学生さんもいます。

Q
生物学も未経験ですが、それでもやっていけますか?
A

多分大丈夫です! 少なくとも今まで当研究室に所属した学生さんは大丈夫でした。上記にもあるように時間生物学や植物生理学の勉強は必要ですが、研究室に入ってからでもOKです。また、実験についても経験は問われません。配属後しばらくはスタッフや先輩と一緒に実験作業を進めて、やり方を学んでいってもらう形式になっています。私たちは基本的に初心者・初学者歓迎なスタンスでやっています。

Q
おすすめの教科書はありますか?
A

「テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学」をお勧めします。時間生物学に特化したものではありませんが、研究室で必要な知識のほとんどは書いてあります。また、「田澤 仁 マメから生まれた生物時計―エルヴィン・ビュニングの物語」や「瀧本 敦 花を咲かせるものは何か―花成ホルモンを求めて」は私たちの研究分野を理解するための読み物として面白いと思います。時間生物学についてもっと詳しいことが知りたい人は、日本時間生物学会の学会誌「時間生物学」に目を通してもいいかもしれません。

(スタッフ高橋からはcourseraの無料講座(日本語字幕有)”Circadian clocks: how rhythms structure life“と、無料教材Teaching Tools in Plant Biologyシリーズの”Rhythms of Life: The Plant Circadian Clock“の回をお勧めします)

Q
就職活動はできますか?
A

思う存分就活してください。みなさんにはそれぞれの人生があります。私は研究が好きで研究者をやっていますが、モノづくりが好きな人もいれば、コンサルや金融に興味がある人もいるでしょう。うまくバランスをとって就職活動してくれれば、私は全力で応援します。エントリーシート等の添削も希望者には行っています。私自身に特にコネはありませんが、一緒に研究した学生さんの企業内定先の例は以下のとおりです(前職含む)。

アンズコーポレーション、関西電力、構造計画研究所、JT、シノプス、千寿製薬、ソフトウェアサービス、ソライズ、大日本印刷、東芝デジタルソリューションズ、東和製薬、トヨタ自動車、日本酵研、ベイカレント・コンサルティング、丸山工業所、雪印メグミルク、りそな銀行、など。

Q
研究室の雰囲気を教えて下さい
A

私たちは限られた時間で最大のパフォーマンスをあげるためにメリハリを大切にしています。また、トップページ下部ギャラリーにも普段の様子の写真がいくつかあります。ただし、あなたの目で直接見た方が確かだと思いますので、ぜひ一度遊びに来てください。

Q
研究内容はどのように決まりますか?
A

多くの人は未経験ですので、当研究室の研究方針に関連した候補テーマの中から学生さんが選択する、という形が一般的です。学生さん同士で希望テーマが被った場合は話し合いやじゃんけんで決まりますが、基本的に人数以上のテーマを用意して、全員がいくつかの中から選べるようにしています。「私はこんなテーマについてやってみたい」、という希望があるのであれば相談してください。私たちが「それは確かに私たちが解決すべき問題だよね」と納得するテーマであればどんなものでもOKです。

Q
学会発表や学会参加はできますか?
A

時間生物学会(秋)、植物生理学会(春)、植物学会(秋)のいずれかには参加できるようにスタッフは努力しています(お金的に)。単なる参加で終わるのか、発表するのかはみなさんの研究成果が発表に値するかどうか次第です。私としては、どうせ行くなら発表してもらいたいと思っていますので、頑張ってください!

Q
いちど見学に行きたいのですが
A

お待ちしています。事前に希望日時やラボに来る目的(単に見たいだけなのか、話を聞きたいのか、一緒に御飯を食べたいのか・・・)をメールで教えて貰えれば、こちらも体調・財布の中身・事前準備など万全の態勢で望みます:D。過去の研究室の雰囲気を知りたいかたは、HPのほかに非公式Twitter(@endolaboratory)もあります。