活動報告

第55回日本植物生理学会年会でシンポジウムを開催しました。

 第56回日本植物生理学会年会において、当新学術領域研究「植物環境突破力」の最後の公式イベントとしてシンポジウム「Epigenetic and transcriptional control of environmental response」を開催しました。植物の環境応答を転写、エピジェネティックレベルで研究する領域内研究者3名と海外からの講演者3名が最新の成果を発表し、植物が環境適応において二つの制御機構をどう協調させているかを議論しました。
 会場からも多数の質問が寄せられ、分野としての興隆が感じられる非常に活気あるシンポジウムになりました。ご参加頂き、議論を盛り上げて下さった皆様に感謝申し上げます。

公開シンポジウムを開催しました。

 2015年3月13日に東京大学伊藤国際学術研究センター、伊藤謝恩ホールにて新学術領域公開シンポジウム『植物環境突破力 − 新たなる研究の発展に向けて−』を開催しました。シンポジウムでは計画班員の中から6名の方に5年間の研究の成果を発表していただくとともに、海外で活躍するこの領域の日本人研究者の皆様4名をお招きして講演していただきました。このシンポジウムでは、この研究領域の発展を促進する新たな発想を共有するとともに、若手の研究者や大学院学生にとって世界を目指すきっかけになることを目的としました。

若手の会



  馬 建鋒(岡山大学)酸性土壌を突破する植物の戦略
  今泉 貴登(University of Washington)
      シロイヌナズナにおける光周性花成の分子機構

  木下 俊則(名古屋大学)環境シグナルに対する気孔開閉制御の分子機構
  篠崎 和子(東京大学)植物の環境ストレス応答と成長制御の分子機構
  清水健太郎(University of Zurich)非モデル生物の生態ゲノミクス:
      自然変動環境下の熱帯樹木と異質倍数体を例に

  経塚 淳子(東京大学)ストリゴラクトンが伝える情報、その伝え方
  芦苅 基行(名古屋大学)エチレンージベレリンリレーを介した
      イネ節間伸長の分子メカニズム

  中村 友輝(Academia Sinica, Taiwan)花芽発生におけるリン脂質の機能
  鳥居 啓子(University of Washington)
      植物の内外環境のインターフェースである気孔の発生とパターン形成

  佐竹 暁子(北海道大学)植物の巧みなデンプンマネジメントにおける
      概日時計の役割

  <パネルディスカッション> 研究の国際化と植物科学の発展


公開シンポジウム 公開シンポジウム 公開シンポジウム

 180名の参加者があり、最先端の研究成果の発表に対して活発な質疑応答が行われました。また、最後に海外からの講演者の皆様にパネルディスカッション形式でご意見をいただくプログラムが盛り込まれ、植物科学の今後の発展や研究の国際化などに関して、会場の若手研究者も含めた盛り上がった議論が展開されました。このような貴重なシンポジウムになりましたこと、講演を引き受けてくださいました方々をはじめ、ご参加くださいました皆様にお礼申し上げます。

領域会議を開催しました。

 2015 年3 月11 日(水)〜12 日(木)に東京大学・中島董一郎記念ホールで新学術領域において、「大地環境変動に対する植物の生存・成長突破力の分子的統合解析(代表 馬建鋒)」平成26 年度領域会議を開催しました。
領域の最終年度にあたる今年度の領域会議では、「植物環境突破力」に参画する計画・公募研究チームから90名弱が参加して、今年度の研究成果の発表と活発な質疑応答が行われました。評価・助言委員の巌佐 庸先生、寺島一郎先生、中村研三先生、佐藤豊先生、真野昌二先生もご出席くださり、有益なご助言をいただきました。

新学術領域シンポジウムを開催します。

 2015年3月13日に新学術領域シンポジウム『植物環境突破力−新たなる研究の発展に向けて−』を開催致します。参加無料ですので、お気軽にお越しください。

   日時: 2015年3月13日 9:45〜17:30
   場所: 東京大学伊藤国際学術研究センター、伊藤謝恩ホール

 下のポスター画像をクリックすると拡大表示されますので、詳細はポスター画像でご確認ください。

第5回若手の会を開催しました。

 2014年11月5日〜7日にレイクフォレストリゾート(京都府相楽郡)において第5回若手の会が開催されました。今回は奈良先端大の梅田正明先生が幹事を務められ、総勢114名の班員と学生の参加のもと、たいへん活気溢れる若手の会となりました。

 口頭発表は22演題ありましたが、大きな会場に映し出されるスライドに参加者全員が釘付けとなり、発表後には学生からたくさんの質問が出ました。自分の研究とはかけ離れた内容でも果敢に質問することにより、質疑応答の中で発表者と質問者の理解が深まっていく様子が如実に見てとれました。ポスター発表は65演題あり、ポスターを使った真剣なディスカッションがあちこちで繰り広げられました。議論を通じて、研究上の思わぬつながりを発見した学生も多かったようです。

 2日目の夜は、まずナント種苗株式会社の越智康治様に種苗メーカーの現状と今後についてご講演頂きました。普段、主に基礎研究に携わっている班員や学生にとっては、たいへん新鮮なお話を聞くことができ、時間を超過して質疑応答が続きました。その後で、特別企画「若者の質問に答えてください!」が開催されました。これは、事前に学生が計画班員の先生方に聞きたいことをアンケート調査し、その結果を先生方にお知らせした上で自由に話して頂く、という企画です。各先生とも、ご自分のキャリアや研究への向き合い方など、非常に多くの質問に熱心にコメントして頂き、たいへん盛り上がりました。

 今回は、2日目の午後にスポーツ大会を開催し、こちらも非常に盛り上がりました。また、夜の二次会ではさまざまな話題が飛び交い、3日間を通じて多くのつながりができたようです。本領域ではこれが最後の若手の会になりますが、領域研究が終了しても人のつながりは残るので、そのためのシーズはこの若手の会を通じてたくさん生まれました。このような機会を作って下さった奈良先端大の梅田研の皆様に、心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

アウトリーチ活動を行いました。

 2014年10月24日に名古屋大学の芦苅氏が名古屋市鶴舞中央図書館にて、「植物科学で食糧増産に挑む」というタイトルで一般市民の方々に講演しました。

アウトリーチ活動を行いました。

 2014年8月3日〜4日、名古屋大学・生物機能開発利用研究センターにて、高校生、一般社会人を対象とした公開実験講座2014「バイオサイエンス・バイオテクノロジーを体験する」を開催しました。生物の遺伝子に関する最先端の実験を体験してもらうとともに、芦苅氏が「過酷な環境を突破する植物とその利用」というタイトルで、植物がもつ環境突破能力の紹介や、食糧生産への応用についてセミナーを行いました。

第55回日本植物生理学会年会でシンポジウムを開催しました。

 2014年3月20日、植物生理学会年大会@富山大学においてシンポジウム「環境変動に対する植物の生存成長戦略:統合研究の新展開」を開催しました。本研究課題の成果である、環境ストレス下での成長制御に関わる実証的研究、必須栄養素の輸送を捉えた数理モデル、洪水応答や酢酸によるストレス耐性などの独創的な研究が紹介されました。雨模様の最終日午前中にも関わらず多くの聴衆を迎え、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。会場では活発な議論がなされ有意義な研究交流がなされました。ご参加いただき、盛り上げてくださったみなさまに御礼申し上げます。
文責 (佐竹・篠崎)

第5回領域会議を開催しました。

 平成25年度の2回目となる領域会議を、平成26年3月9〜11日に京都ガーデンパレスで開催しました。
 70名近くの参加者が集まり、計画班員と公募班員が今年度の研究成果を発表しました。同じメンバーが昨年6月にも仙台で集まり研究計画を発表したので、今回は各グループの研究背景や目的をよく理解した上で、さらに突っ込んだ議論が交わされました。班員間の連携についても数多くの発表で触れられ、多くの共同研究が活発に行われていることを実感できました。

 会議2日目の夜には京都ガーデンパレス内の宴会場で懇親会を開催し、リラックスした雰囲気の中で研究の話に花が咲きました。会期中は時折小雪も舞うあいにくの天候でしたが、雪化粧した京都御所を見つつ、真剣な議論に没頭することができました。本領域の最終年度に向けて大きな成果が上がることを期待させる3日間でした。

 今回の領域会議の開催にあたり、準備段階から協力して頂きました研究室の皆さんに心より感謝いたします。どうもありがとうございました。
(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 梅田正明)

第4回若手の会を開催しました。

 2013年11月13日〜15日に宮城蔵王ロイヤルホテルにおいて第4会若手の会が開催されました。
 今回は東北大学の山谷知行先生による取りまとめの下、総勢108名の班員と学生が参加して下さいました。評価・助言委員の寺島一郎先生や学術調査官の先生方にも参加して頂き、大変盛況な若手の会となりました。

 82名のポスター発表がありましたが、今回はポスター発表者全員が3分間の口頭発表を行い、自分の研究内容を説明しました。短い時間で自分の発表内容をアピールするのは大変だったと思いますが、全員見事に決められた時間内で説明し、聞いている方も次々と繰り出される興味深い研究内容に真剣に耳を傾けていました。

 2日目の夜は特別企画「3世代で語り合う私の研究」を企画し、学生から教員までの幅広い年代に渡る4名の人達が、自分と研究との出会い、学生時代のエピソード、研究との向き合い方などを熱心に語って下さいました。普段は聞けないような話もたくさん飛び出し、ストレートな質問にも気さくに答えて頂きました。発表して下さった、山谷知行先生(東北大)、芦苅基行先生(名大)、有賀裕剛さん(東京農大)、高橋徳さん(東大)に心より感謝申し上げます。
 夜の二次会は連日夜の1時過ぎまで続き、若手の皆さんの交流を深める上で大変有意義な会となりました。準備や当日のお世話を担当して下さった、山谷研の皆様に心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

アウトリーチ活動を行いました

 2013年8月3−4日、名古屋大学・生物機能開発利用研究センターにてバイオサイエンスセミナーを開催しました。
高校生と社会人を対象に、実験講座を開催いたしました。
また、芦苅基行氏が「過酷な環境を突破する植物とその利用」というタイトルでセミナーを行いました。

第4回領域会議を開催しました。

 平成25年度の「植物環境突破力」の領域会議が、平成25年6月17〜19日に、東北大学片平キャンパスの片平さくらホールで開催されました。新たな公募班員も加わり、80名を超える参加者がありました。

計画研究班員や公募研究の研究代表者から、これまでの成果や2年後の領域研究終了までを見据えた研究計画、モデリングに関する共同研究の計画など、活発な議論が交わされました。また会議2日目の夕方から、佐竹先生の司会で特別企画「モデリング研究とのマッチング」として6件のマッチング例の発表があり、実験科学とモデリングの融合研究について意欲的な意見交換がなされました。

 また、会議2日目の夜は、70名弱の方に参加して頂きまして、さくらホールのそばのレストラン萩で懇親会を行いました。大学生協のレストランとは思えない程きれいな場所で、しかも料理やお酒の品揃えも良く、和気あいあいに過ごして頂きました。東北大学の日本酒「萩丸」も、堪能して頂けたと思います。
 今回の会議の開催にあたり、協力して頂きました班員や研究室の皆さんに、この場をお借りして感謝致します。次回は、11月13〜15日開催予定の若手の会でお目にかかります。
(東北大学大学院農学研究科 山谷 知行)

アウトリーチ活動を行いました

 2013年6月9日、芦苅基行氏が名古屋大学・学園祭にて高校生と社会人を対象に「バイオテクノロジーを利用した食糧増産へのチャレンジ」と題してセミナーを行いました。

アウトリーチ活動を行いました

 2013年5月15日、名古屋市栄のパーク栄にて社会人を対象に「植物の巧みな環境応答-スーパー植物の可能性-」と題してサイエンスカフェを行いました。名古屋大学の木下俊則氏が「植物の環境応答」について最新の研究動向を紹介するとともに、顕微鏡や赤外線サーモグラフィによる植物の観察も行い、研究が体験できるサイエンスカフェとなりました。

第16回国際植物膜生物学ワークショップを開催しました。

2013年3月26-31日に第16回国際植物膜生物学ワークショップ(16th International Workshop on Plant Membrane Biology、IWPMB2013)が当新学術領域研究との共催として、倉敷市芸文館において開催されました。IWPMBは3年に一回開催される国際会議ですが、アジアでの開催は今回が初めてです。 最終的に22カ国から310人の参加者を得ました。13のセッションと4つのワークショップに分けて、連日朝9時から夜9時まで最新の研究成果が披露され、また活発な議論がなされました。Mid tourは日本三名園のひとつである後楽園を見学し、満開の桜を楽しんでもらいました。またConference dinnerは瀬戸内の島々を一望できるロケーションで行い、ライトアップされた瀬戸大橋を満喫してもらいました。余興の児島有加太鼓も大人気でした。
組織委員の皆様及び会議の運営に携わった皆様に感謝申し上げます。
(IWPMB2013組織委員長・馬 建鋒)

第54回日本植物生理学会年会でシンポジウムを開催しました。

 3月21-23日に岡山大学で開催された第54回日本植物生理学会年会において、当新学術領域研究「植物環境突破力」共催のシンポジウム「環境と植物−温度・RNA・成長」を開催しました。

 班員の中から以下の6名の方に最新の研究についてお話しいただきました。

 篠崎 和子(東京大)高温ストレスに対する植物の生存戦略
 千葉 由佳子(北海道大)低温ストレスに応答したmRNA分解制御の網羅的解析
 内藤 哲(北海道大)栄養センサーとしてのリボソーム:
       シロイヌナズナにおけるメチオニン生合成のフィードバック制御

 藤原 徹(東京大)栄養条件に応じたRNA分解と植物の成長
 杉本 慶子(理研)細胞成長を積極的にとめるしくみ
       −環境変動下の成長戦略として機能するか?

 経塚 淳子(東京大)腋芽を休眠させる機構の解析

 質疑応答では中味の濃い討論が行なわれ、活気のあるシンポジウムとなりました。

公開シンポジウムを開催しました。

 2012年12月18日の午後に北海道大学・農学研究院の大講堂にて、公開シンポジウム「環境突破力! −植物の生存戦略と成長戦略−」を開催しました。シンポジウムでは班員の中から6名の方に最近の研究を分かりやすく講演していただきました。
  馬 建鋒(岡山大)「酸性土壌突破力」
  篠崎 和子(東京大)「乾燥ストレス突破力」
  経塚 淳子(東京大)「しなやかな環境突破力」
  杉本 慶子(理研)「成長を止めるという戦略」
  澤 進一郎(熊本大)「CLEペプチドの戦略」
  藤原 徹(東京大;馬班分担者)「環境突破と栄養輸送」

 あいにく、ときおり吹雪く天気でしたが、多数の来聴者があり、120名収容の会場が満席となる盛況でした。いずれも興味深い講演内容で、キャッチーな演題とも相まって大変好評でした。フロアーからは鋭い質問やナイーブな質問がこもごも発せられ、本研究領域の研究成果を存分に発信することができたのではないかと思います。演者を引き受けてくださった方々の力量に改めて敬意を表する次第です。

(北海道大学大学院農学研究院 内藤 哲)

第3回領域会議を開催しました。

 2012年12月17〜19日に北海道大学・学術交流会館にて第3回領域会議を行いました。領域会議では、計画研究ならびに公募研究の各研究代表者から本研究領域の研究期間前半の研究成果報告を行い、活発な議論が交わされました。加えて、モデリング班の研究分担者の沖 大幹氏には「食糧と水と持続性」と題して最近の研究を紹介していただきました。本研究領域は5年間の研究期間の前半3年間が本年度で終了しますが、研究期間後半でのさらなる研究の展開に向けて有意義な研究成果報告会となりました。

 18日夕刻には北大内で懇親会を行い、和気あいあいの中、テーブルを囲んで議論の輪が広がりました。懇親会後は、降り積もった新雪に「ダイブ」したり、雪合戦、さらには液体窒素運搬用の橇を持ちだしたり、(若い方のみならず)札幌の冬の一端を楽しんでいただけたようでした。

 会議の運営にご協力いただいた北大の班員ならびに学生さん方にこの場を借りて感謝いたします。

(北海道大学大学院農学研究院 内藤 哲)

ひらめき☆ときめきサイエンス KAKENHI

8月19日(日)、小学5,6年生19人が東大農学部キャンパスを訪れイネについて研究しました。

おコメのデンプンの染色、めずらしいイネ(突然変異体)の観察、顕微鏡を使ってのイネの解剖などを行って、 イネの穂ができておコメが実るまでの各段階を観察し、最後に研究発表をしました。子供たちには未来博士号が授与されました。 おコメのおやつや胚芽米を食べるなど、イネをますます身近に感じてもらえたことと思います。

高校生シンポジウム「植物の多様な生存戦略ー東北に植物のチカラをー」

2012年8月6日 東北大学 川内北キャンパスにて、「植物の多様な生存戦略ー東北に植物のチカラをー」との題目で高校生向けの植物科学シンポジウムを開催いたしました。 本領域の計画班員の芦苅基行氏が「植物の基礎研究を応用して世界の食糧危機を救う」というタイトルで講演し、アフリカやアジアでの食糧問題の現状や植物科学を用いてどのような解決策があるのかについて、高校生にわかりやすく解説しました。高校生からも沢山の質問があり、関心の高さが伺えました。

2012年 7月24日〜27日に札幌市定山渓ビューホテルにおいて第3回若手の会が開催されました。

 今回は116名もの方々がご参加くださり、これまでの最大参加者数を記録しました。涼しい札幌での開催ではありましたが、口頭(30題)とポスター発表(55題)によって最新成果が報告された会場では、刺激的なディスカッションがなされ熱気に包まれた様子でした。
 特別講演としてはこだて未来大学の中垣俊之先生には、「粘菌のエソロジーとダイナミクス」という題目で実験と数理モデルを統合したアプローチが植物と粘菌に通じる一般的な原理を解明するにあたりいかに役立つかご紹介くださいました。

 また、特別企画「論文パブリッシュへの道のり」では、3名の研究者の方々が感動をもたらす実験データの取得、それを発表するための論文執筆、投稿後の編集者や査読者とのやりとりについてご自身の体験をお話くださいました。こうした生の声によって研究の面白さと苦しさの両側面を垣間みることができたことは、若手研究者にとって貴重な機会であったと思います。講演者の方々にここでお礼申し上げます。

 最後に、本若手の会の企画に携わってくださった北大研究者のみなさまに感謝の意を表したいと思います。みなさん、ありがとうございました。

(北海道大学大学院地球環境科学研究院 佐竹暁子)

2012年 7月 4日「第1回サイエンスカフェ」を開催しました。

名古屋市栄のカフェ アルテーゴ ドゥ ショウズにて新学術領域「大地環境変動に対する植物の生存・成長突破力の分子的統合解析」の市民講座を開催いたしました。

名古屋大学の芦苅基行氏が世界の食糧問題や環境問題について説明し、植物科学がこの解決にどのような貢献ができるかを紹介しました。

第53回日本植物生理学会年会でシンポジウムを開催しました。

3月16-18日に京都産業大学で開催された第53回日本植物生理学会年会において、当領域研究「植物環境突破力」共催のシンポジウム「環境変動に対する植物の生存・成長突破力」を行いました。領域研究の参画者から以下のような植物の生存、成長及びモデリングに関する話題を提供していただきました。


馬 建鋒(岡山大)酸性土壌ストレスに打ち克つ植物の知恵
芦苅基行(名古屋大)水ストレスに適応したイネ節間伸長の分子機構
太治輝昭(東京農大)耐塩性シロイヌナズナが有する塩馴化機構の解明
梅田正明(奈良先端大)表皮由来のシグナルによる器官成長の制御
木下俊則(名古屋大)環境刺激に応答した気孔開度制御のシグナル伝達
佐竹暁子(北海道大)季節を生きる植物:繁殖ダイナミクスと資源輸送ネット ワークモデル

年会初日の朝にもかかわらず、大勢の方に参加していただき、活発な討論を行いました。多数のご参加、ありがとうございました。
(領域代表 馬 建鋒)

2012年3月5〜7日、第2回領域会議を開催しました。

名古屋大学・野依学術交流センターにて第2回領域会議を開催しました。これまでの研究成果について10の計画班と24の公募班が発表し、活発な討論が行われました。

また、1日目の夜に開催した懇親会や発表の間の休憩時間にも班員間の情報交換が活発に行われ、これまでの共同研究の成果や将来の共同研究について多くのディスカッションがされました。来年度に向けて、有意義な班会議となりました。

第34回日本分子生物学会年会でジンクピリチオン大賞を受賞しました。

第34回日本分子生物学会年会で「環境突破力」がジンクピリチオン大賞を受賞しました。ジンクピリチオン効果とは、言葉の衝撃力が脳に与える影響のことを意味します。今回、「環境突破力」がジンクピリチオン濃度の高い表現として、数ある研究プロジェクトのタイトル名の中から大賞に選ばれました。(写真の後列右から二人目が領域代表者の馬建鋒先生)

2011年12月8日〜10日に倉敷市芸文館において本新学術研究領域主催の国際シンポジウム"Strategies of Plants against Global Environmental Change"を開催しました。

国内、海外招待演者20名に加え、当初の予想を上回る150名余りの方々に参加頂き、3日間を通じて非常に密度の濃い議論が繰り広げられました。

オーラルセッションでは本領域が研究対象とする"環境ストレス下での植物の生存戦略、成長戦略"に関する最先端の研究発表が行われました。また本領域の鍵ともいえる"植物環境応答の数理モデル化"に関しても幅広い演者の方々にコンピューターシミュレーションの現状についてお話しいただきました。多くの演者の方々が論文未発表の成果についてお話になり、質疑応答の時間がとても足りないセッションが続きました。初日と二日目に行われたポスターセッションでも74件の発表が行われ、白熱した議論を通して新たな研究展開、共同研究の計画が進んでいました。

最終日には海外からの招待演者の方々から"異分野の人たちが集まってこれだけ盛り上がるシンポジウムはめずらしい"との声が寄せられました。本領域も発足して早2年になろうとしていますが、新しい研究領域づくりが着実に進んでいることを実感する3日間でした。

本シンポジウムは計画班の馬、芦刈、木下、佐竹、杉本で企画しました。本会の準備、進行を支えてくださった馬研究室のみなさんにはこの場をお借りして深くお礼申し上げます。

(理化学研究所植物科学研究センター 杉本慶子)

2011年10月31日〜11月2日に浜松市のウェルシーズン浜名湖において開催された第2回若手の会の様子をアップします。

 本新学術研究領域発足後、2回目となる若手の会を開催いたしました。本領域は、今年度より公募班(24班)が加わり、ますます活況を呈して参りましたが、本会も昨年の参加者数を大きく上回る91名の参加のもと、若手研究者による口頭発表(31題)、ポスター発表(39題)に加え、英国Rothamsted Research・Fangjie Zhao先生による特別講演「Writing scientific papers for international journal」、理研・植物科学センター・杉本慶子先生による特別講演「PIへの道」や北海道大学・佐竹暁子先生による特別企画「研究の面白さに魅せられて:女性PIの一例」などが行われました。

今回より、密接な議論の場を設ける試みとして、ポスター発表とそれに続くフリーディスカッションを取り入れましたが、連日深夜近くまで活発な議論が行われ、企画担当として大変うれしく思っております。

 なお、本会のプログラム進行・運営は、幹事研究室の若手研究者の黒羽剛さん(芦苅研・PD)、南杏鶴さん(木下研・PD)、林優紀さん(木下研・D1)、黒川裕介さん(芦苅研・M1)によって進めて頂きました。また、特別講演・特別企画をお引き受け頂いた先生方、座長を務め、活発な議論を進めて頂いた若手研究者の方々、色々な手伝いをして頂きました幹事研究室メンバーの皆様、さらに、初日の夕食時に名古屋の伝統芸能「棒の手」の気迫のこもった演舞を披露してくれました黒川裕介さん(芦苅研・M1)とご友人の大鐘雅士さんに、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 来年度の若手の会は、札幌での開催を予定しております。より多くの若手研究者のご参加をお待ちしております。

(名古屋大学大学院理学研究科 木下俊則)

2011年10月22日「小学生稲刈り教室」を開催しました。

先日の22日に新学術田植え教室に続く、稲刈り教室を開催しました。田植え教室、稲の生育状況、稲刈り教室の様子は こちらのページをご覧下さい。

2011年6月13〜15日、倉敷アイビースクエアにおいて開催された第1回領域会議の様子をアップします。

2011年6月11日「田植え体験教室」を開催しました。

馬 新学術領域のアウトリーチ活動の1つとして名古屋大学 フィールド科学教育研究センターの圃場にて「小学生田植え教室」を開催しました。
抽選で選ばれた30名の小学生が田植え教室に参加しました。
午前中は「おこめのはなし」として、お米がどうやってできるか?そして植物科学が人類にとって大変重要だということお話しました。
午後には雨も止み、みんな泥んこになりながら田植えをしました。
ほとんどの子供が田植え初体験で、大変喜んでくれたようです。
秋には収穫を行います。

第3回日中植物栄養ワークショップの様子をアップします。

 第3回日中植物栄養ワークショップが3月27日から29日にかけて倉敷市芸文館で開催されました。このワークショップは今回で第3回となり、第1回は雲南、第2回は北京で開催され、今回初めて日本での開催となりました。直前に発生した東日本大震災の影響で、残念ながら多くの方に参加して頂くことができなくなりましたが、それでも国内の留学生などもあわせて約60名の国際的なワークショップとなりました。トランスポーターの活性調節の分子機構からフィールドでの研究まで植物栄養学に関する幅広い講演と活発な議論が行われました。

(岡山大学資源植物科学研究所  馬 建鋒)

2010年11月4日〜6日に倉敷市のせとうち児島ホテルにおいて開催された第1回若手の会の様子をアップします。

 本領域研究発足後、初めての大規模な催しとなる第1回若手の会を開催しました。本会では、評価・助言委員、研究代表者、若手研究者、モデリング講習会講師等、総勢70名の参加のもと、各研究班の若手による発表に加え、本領域の目玉の一つであるモデリング研究の講習会、コーネル大学L. Kochian教授による招待講演、領域内での有機的な連携・共同研究の促進を目指した特別企画を行いました。

 若手による発表では、39演題の発表が行われました。参加した若手研究者にとっては、今回が本当の初顔合わせで、10班ある計画研究がどのような研究を、どのような手法で行っているかを知る大変良い機会になったのではないかと思います。また、発表に対して多くの質問やコメントがあり、プログラム時間を変更せざるを得ない場面もありましたが、これもまた、活発な議論が行われた証であると考えています。

 モデリング講習会では、本領域の研究代表者でもある北海道大学・佐竹暁子先生、評価委員の九州大学・巌佐庸先生、領域外から岡山大学・守屋央朗先生を講師としてお招きし、大部分を占める実験系研究者がどのようにしてモデリング研究を取り入れるか、モデリング研究ではどのようなことを行うことができるのか、大変わかりやすく、様々な事例をもとに紹介して頂きました。
今回の若手の会を通して、新たな共同研究や研究交流がますます盛んになると思います。特に、日頃実験をしている若手には非常に良い刺激を与え、今後の領域研究の進展にとって有意義な会となりました。
(領域企画担当 木下俊則)

2010年7月23日〜24日に東京大学農学部において開催された第1回総括班会議及び研究計画報告会の様子をアップします。