Bio Discovery Session

2022年度に開催されたBio Discovery Session(全学オンラインセミナー)のアーカイブ動画の一覧です。

※役職は掲載当時のものです

植物科学分野

植物の中で蠢く分子・オルガネラ・細胞

植物発生シグナル / 中島教授

一見、静かに成長しているかに見える植物の内部では、様々な分子やオルガネラ、細胞が動きまわっています。本セミナーでは、植物の内部に潜む様々な「動き」が 植物の発生や成長を決める仕組みの解明に挑む私たちの研究プロジェクトを紹介するとともに、植物発生学の今後の展開について議論します。

植物の陸上進出をもたらしたイノベーション

植物代謝制御 / 出村教授

植物は約4億5千年前に水圏から陸上に進出したとされています。本セミナーでは、植物が陸上進出のために手に入れた水の輸送システムと重力に逆らって体を支えるシステムのイノベーションについてお話しします。

染色体の緩みを変える植物の戦略

植物成長制御 / 梅田教授

植物は変動する環境下で成長し続けるパワーをもっています。今回はこのパワーを生み出す源とも言える染色体のお話をします。まだ未知の部分が多い分野ですが、植物のしなやかさを感じて頂ければと思います。

花のはかなさとSDGs

花発生分子遺伝学 / 伊藤教授

植物の花はどうして美しく儚いのでしょうか?花の儚さの意味と分子機構についての伊藤研の研究をお話します。また、気候変動下の今日、花研究からもたらされた食料の安定供給につながる基盤技術についても紹介します。

植物の時差ボケ実験から、季節を感じる仕組みを明らかにする

植物生理学 / 遠藤教授

生き物は体内時計を使って昼夜の変化や季節の変化を予想しています。この予想が狂うと時差ボケになりますが、脳をもたない植物も時差ボケになるのでしょうか?植物が花を咲かせるメカニズムを中心に、植物の概日時計研究の最前線を紹介します。

植物の免疫制御ロジックに迫る

植物免疫学 / 西條教授

植物はさまざまな微生物と共生することでメリットを得る一方で、病原体の感染や増殖を抑える仕組みを備えています。植物が共生菌と病原菌を見分けて健康を保持する仕組みに関して、私たちの研究を紹介しながらお話します。

魔女の草の生存戦略

植物共生学 / 吉田聡子教授

寄生植物ストライガは「魔女の草」と呼ばれています。ストライガは、トウモロコシやイネなどに寄生し、大きな農業被害をもたらしていますが、その寄生の仕組みは謎が多く、防除法は確立していません。本セミナーでは、寄生植物がどうやって宿主植物に侵入し、栄養分を奪うのか、その生存戦略の解明を目指す私たちの研究を紹介します。

植物代謝の多型を理解する

植物二次代謝 / 峠准教授

植物は、様々な化学構造の生理活性物質を産生することが知られています。本セミナーでは、植物種内や種間で特異的に産生される物質の代謝経路とその役割の解明を目的とした種間代謝比較研究を紹介します。

メディカル生物学分野

PD-1とがん、そして自己と非自己の識別

機能ゲノム医学 / 石田准教授

機能阻害型PD-1抗体の投与によって一部のがんが治ることが分かり、京大の本庶佑教授にはノーベル賞が授与されました。PD-1の働きを抑えると、私たちの免疫系はそれまで「自己」として誤認識していたがん細胞を「非自己」として識別できるようになるのではないでしょうか。

次世代ワクチン開発に向けて

分子免疫制御 / 河合教授

免疫を利用することで感染症や癌の予防や治療に使われるワクチンには様々な種類があります。本講演では、ワクチンの作用機序や当研究室で行っている次世代型のワクチン開発に関する研究成果について概説します。

細胞の形作りからわかる細胞外小胞の形成機構

分子医学細胞生物学 / 末次教授

細胞は脂質膜から形成されています。脂質膜の形態形成を担うタンパク質を調べていくことで、脂質膜がどのようにちぎれ、輸送されるか分かってきました。その中で、細胞外小胞という分泌小胞の形成機構も明らかになってきました。細胞外小胞は、細胞の内容物を含むことから、さまざまな疾患の診断マーカーとして用いられますが、細胞の内容物を運ぶことができることから、新たな生理活性物質のキャリアとしての役割が注目されています。

RNAi分子機構とその利用

RNA分子医科学 / 岡村教授

RNAiとは、細胞に二本鎖RNAを導入すると相同な配列をもつ遺伝子の発現が抑制されるという、手品のような不思議な現象です。その手品のタネ(細胞の持つ分子機構)とRNAi技術の可能性についてお話しします。

試験管内で組織を作る

幹細胞工学 / 栗崎教授

私たちの体の中には、様々な幹細胞が存在しています。培養技術の発達により幹細胞からいろいろな組織を作り出すことが出来るようになってきました。今回は私たちが最近行っている胃袋の作り方についてお話しします。

発生過程において細胞の多様性が生み出される仕組み

発生医科学 / 笹井准教授

動物の神経系には多種多様な細胞が存在し、それらが相互作用しながら1つのまとまった機能を担っています。このセミナーでは、発生過程において未分化な細胞集団が多様性を獲得していく仕組みについて、最近の研究成果を交えながら紹介したいと思います。

発生工学技術で作るキメラ動物の活用法

器官発生工学 / 磯谷准教授

1個体の中に2種類の異なったゲノム情報を持つ細胞からなるキメラ動物は、受精卵を操作する発生工学技術によって誕生します。細胞間相互作用研究や臓器形成といったバイオサイエンス領域の研究ツールとしてのキメラ動物の活用法について紹介します。

がん細胞の秘密を解き明かし、がんを治す

腫瘍細胞生物学 / 加藤教授
(2023年度まで)

日本人の3人に1人は、がんで亡くなります。近年、がん研究は大きく進展しましたが、解決すべき問題は多く残されています。加藤研ではがん細胞の秘密を解き明かし、新たな診断法や治療法の開発に貢献します。

統合システム生物学分野

酵母に学ぶストレスの解消法とお酒の楽しみ方

ストレス微生物科学 / 髙木 博史教授
(2022年度まで)

酵母は高等生物の生命現象や細胞機能を理解するためのモデル生物として、また様々な発酵・醸造食品、バイオエタノールなどを生産する有用生物として、重要な微生物です。今回は酵母への感謝と敬意を込めて、私たちの研究成果の一端(アミノ酸による酵母のストレス耐性や酒類の高付加価値化)を紹介します。

微生物に学ぶプラスチックの持続可能な利用

環境微生物学 / 吉田昭介教授

近年、プラスチックの社会的な優位性が脅かされています。何が問題で、どのように対処するのが正解なのでしょうか。私たちは、プラスチックを食べる細菌を研究することで、その本質を探っています。

新しいタイプの膜輸送タンパク質 YeeE の構造紹介

構造生命科学 / 塚﨑教授

一見、静かに成長しているかに見える植物の内部では、様々な分子やオルガネラ、細胞が動きまわっています。本セミナーでは、植物の内部に潜む様々な「動き」が 植物の発生や成長を決める仕組みの解明に挑む私たちの研究プロジェクトを紹介するとともに、植物発生学の今後の展開について議論します。

生物の生存戦略としての“繰り返し”

遺伝子発現制御 / 別所教授

生物はゲノムの遺伝子情報を効果的に使って、体の形づくりをおこなっています。遺伝子が振動して時間的な周期をつくり、それを利用してヒトの背骨の繰り返し構造が作られるしくみをお話しします。

NAIST発シューティンの研究から見えて来た神経ネットワーク形成の仕組み

神経システム生物学 / 稲垣教授

私たちの脳内では100億もの神経細胞が複雑なネットワークを形成して脳の働きを支えます。また、このネットワークは、記憶や学習の過程で再構築されます。本セミナーでは、NAISTで発見されたシューティンというタンパク質の解析から見えて来た神経ネットワーク形成と再構築の仕組みをお話します。

タンパク質生産の効率化に向けた遺伝子設計技術の開発

バイオエンジニアリング / 加藤晃教授

現在、様々な生物種を用いてワクチンなどの有用な組換えタンパク質の生産が行われています。このセミナーでは、植物細胞で有用タンパク質を効率的に生産させるために、我々が行っている遺伝子設計技術の開発状況について紹介します。

複数の分子活性度から細胞運動を復号化する

データ駆動型生物学 / 作村教授

多くの分子を同時に計測できないため、複数の分子(RhoGTPase)が動的に協調して細胞運動を制御する方法は不明でした。特殊なデータ前処理を行うことで、3つの分子活性度から細胞運動を正確に復号した研究を紹介します。

連携研究室

カーボンニュートラルの実現を目指したグリーンバイオプロセスの開発

微生物分子機能学 / 乾客員教授

一見、静かに成長しているかに見える植物の内部では、様々な分子やオルガネラ、細胞が動きまわっています。本セミナーでは、植物の内部に潜む様々な「動き」が 植物の発生や成長を決める仕組みの解明に挑む私たちの研究プロジェクトを紹介するとともに、植物発生学の今後の展開について議論します。