ライブラリ調整とバイオインフォマティクス解析技術

ライブラリ調整とバイオインフォマティクス解析技術

私たちの研究の基盤は、次世代シーケンシング(NGS)を活用した多様な解析技術と、それを支えるライブラリ調製およびバイオインフォマティクス解析技術です。

  • シングルセル解析
    • scRNA-seq(シングルセルRNAシーケンス):個々の細胞の遺伝子発現プロファイルを解析し、細胞群の多様性や機能を明らかにします。
    • scATAC-seq(シングルセルATACシーケンス):細胞ごとのクロマチンアクセスビリティを解析し、遺伝子発現調節のメカニズムを探索します。
  • RNA-seq解析
    • RNA発現量の網羅的解析を行い、細胞や組織の状態変化や疾患に関連する遺伝子の特定を可能にします。
  • ChIP-seq解析
    • クロマチン免疫沈降とシーケンシングを組み合わせ、転写因子やヒストン修飾のDNA結合部位を解析します。
  • ATAC-seq解析
    • クロマチン構造のオープン状態を調べ、転写調節領域の同定を行います。
  • 16S rRNA解析(腸内細菌叢解析)
    • 腸内細菌叢の多様性や構成を明らかにし、健康や疾患との関連性を探ります。

これらの技術に必要なライブラリ調製手法は、当研究室で確立されており、精度の高いデータ取得が可能です。また、取得した大規模データを統合的に解析するためのバイオインフォマティクス解析技術も同様に確立しているため、特定の解析課題に応じた柔軟な対応が可能です。

さらに、研究室ではこれらの技術を習得する機会を提供しており、解析の基礎から応用まで一貫して学べる環境を整えています。このような技術基盤を活用することで、私たちは新しい知見の創出に貢献します。