名前 |
真木 寿治 Hisaji Maki |
役職 |
教授 |
学歴 |
- 1977
- 九州大学 理学部生物学科 卒業
- 1983
- 九州大学大学院 理学研究科生物学専攻 修了(理学博士)
学部・大学院を通じて生物学教室分子遺伝学講座に所属し、関口睦夫教授・堀内嵩助手(当時)の指導の下に大腸菌の分子遺伝学を学び、ミューテーター遺伝子の分離同定と分子生物学的解析を行う。
- 1983
- スタンフォード大学 医学部生化学教室 ポスドク
日本学術振興会海外特別研究員として留学。Arthur Kornberg教授の指導下にDNA複製の生化学を学び、大腸菌DNAポリメラーゼIIIホロ酵素の研究を行う。
- 1987
- 九州大学 医学部生化学第一講座 助手
関口睦夫教授の下で、自然突然変異における酸素ラジカルの役割の解明と、DNA複製エラーの生化学的解析を行う。
- 1992
- 東京大学 応用微生物学研究所 助教授
- 1993
- 東京大学 分子細胞生物学研究所 助教授
大坪栄一教授の研究室にて、突然変異を解析する新規の実験系の開発と試験管内DNA複製系での複製エラーの解析を行う。
- 1994
- 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 教授
原核生物分子遺伝学講座の初代教授に着任し、現在に至る。
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専門分野 |
分子遺伝学および生化学 |
研究内容 |
自然突然変異の発生と抑制の分子機構
DNA複製フォークの進行阻害と再開の分子機構
遺伝情報維持と細胞増殖におけるrDNA領域の役割 |
一言 |
生命の本質的な理解には、DNAが正確に複製されて子孫に伝達される仕組みの解明が最重要課題と考えて、30年近く研究してきました。ようやく、自然突然変異の実像と細胞がいかに巧みに突然変異を制御しているのかがおぼろげながらも分かってきました。生物進化の分子基盤の解明にもアプローチしたいと思っています。この問題に興味を持つ若い人たちとエキサイティングな研究に没頭することが一番の楽しみです。 |