FAQ(よくある質問)
Q:細胞周期や癌の研究は経験がないのですが大丈夫でしょうか?
A:大丈夫です。基本的分子細胞生物学の知識と意欲があれば、講座配属後の勉強で十分にカバーできます。一番大切なのは「やる気」です。
Q:加藤研の研究では、DNAの操作、タンパク質の解析、細胞培養、モデルマウスの実験など、身につけなければならないことが多いのですが、自分にもできるでしょうか?
A:いっぺんにすべてをやろうと思わないことです。まずは実験技術を一つ身につけそのエキスパートになりましょう。その一つは、DNAの操作、タンパク質の解析、細胞培養、マウスの実験のどれでも良いです。一つが身に付けば必要に応じて二つ目、三つ目ができるようになります。修士修了には一つの実験技術修得で十分ですし、博士の場合は十分に時間をかけて必要な能力が身に付くようになります。加藤研のプロトコールは優れているため他の研究室からも引き合いが多く、時間をかけても身につけるだけの価値は十分にあります。
Q:学部のときに就職先が見つからなかったのでとりあえず大学院に来たのですが、この先、学位修得と就職は大丈夫でしょうか?
A:大学院は目的意識を持って勉学と研究に励む場所ですので、まずは早急に自分の目的を持ちましょう。惰性でやっていける程、大学院(加藤研)は甘くないです。
Q:博士後期課程に行くと就職先がないと言われたのですが本当でしょうか?
A:まずは実績(論文発表、学会発表、など)を積み重ねましょう。実績の積み重ねに従って未来は開けていくでしょう。
Q:研究室訪問したいのですが、遠方ですし時間もなかなか取れないのですが...。
A:講座訪問、研究室訪問は、受験、入学、講座配属に必ずしも必要ではありません(また、訪問したからといって入試に有利になる訳ではありません)。入学試験に合格すれば、「合格者ガイダンス」がありますし、入学後も講座を訪問する機会はいくらでもあります。まずは時間を有効に使ってしっかりと勉強し、入学試験を突破しましょう。
Q:それでもやはり、講座訪問して先生とお話がしたいのですが...。
A:オープンキャンパスや、進学相談会の機会をできるだけ利用しましょう。加藤研だけでなく複数の講座を見学し、いろいろな先生と相談することができます。それでも特に加藤研を訪問したい場合はメールで連絡してください。
Q:研究テーマの決め方について教えてください。
A:学生の希望を聞き、よく話し合って決めます。基本的には学生本人がやりたいテーマを選ぶことが一番いいですが、難しい場合(同じテーマが別の研究室で既に進んでいる場合、論文が発表されてしまっている場合、未発表であるが結論が出てしまっている場合など)は、よく似たテーマをいくつか提案しますのでその中から選ぶことも可能です。いずれにせよ最終的には本人が興味を持って進めることができるテーマをもつことが重要であると考えています。
Q:ESの研究に興味があるのですが...。
A:今のところ加藤研ではESそのものの研究は行っておりません。ノックアウトマウスやトランスジェニックマウスを作製するためにES細胞を用いますが、ES細胞の多分化能などの研究は行っておりません。ただし、造血幹細胞の研究は行っています。
<連絡先>
〒630-0101奈良県生駒市高山町8916-5
奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域 腫瘍細胞生物学研究室 加藤順也(教授)
Tel: 0743-72-5510
Fax: 0743-72-5519
E-mail:jkata@bs.naist.jp
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