組織培養系では、シュート(茎葉)再生に最適化された条件で培養してもカルスのごく一部の細胞しかシュートになりませんが、それがなぜなのかは明らかになっていませんでした。本研究によって、カルス細胞をシュートのもととなる幹細胞以外の細胞に運命づける機能をもつWOX13の機能を失わせれば、カルスからシュートを生み出す効率を飛躍的に高められることを発見しました。また、Quartz-seq2 を用いた高精度のシングルセルRNA-seq 解析によってカルス細胞のカタログ化に成功しました。今回の研究成果は、カルスからの器官新生メカニズムをさらに解明していく上で非常に重要な礎となる研究だと捉えています。
