NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

研究成果の紹介

バイオサイエンス研究科分子神経分化制御研究室の堅田明子助教が公益財団法人上原記念生命科学財団の平成24年度研究奨励金対象者に選ばれました。

バイオサイエンス研究科分子神経分化制御研究室の堅田明子助教が公益財団法人上原記念生命科学財団の平成24年度研究奨励金対象者に選ばれました。本奨励金は、生命科学、特に健康の増進、疾病の予防および治療に関する1.東洋医学、体力医学、社会医学、栄養学、薬学一般、2.基礎医学(1.以外)、3.臨床医学(1.以外)の研究分野に意欲的に従事する日本在住の若手研究者に対し、所属機関から推薦を受け応募した者の中から、財団選考委員会により選考されます。

助成受託コメント

 このたび、公益財団法人上原記念生命科学財団より、研究奨励金を頂くこととなりました。財団および私を推薦して下さった奈良先端科学技術大学院大学に感謝致します。この奨励金を活用し、さらなる研究の発展に尽力させて頂きたいと思います。


助成受託研究テーマ

神経分化に関わるPRMTの同定と機能解析

 神経幹細胞の分化制御には、エピジェネティクス因子が重要になります。私は、エピジェネティクス制御因子のなかでも特に研究が遅れている、ヒストンのアルギニンメチル化修飾に注目して解析を行っています。ヒストンのアルギニンメチル化は、その近傍に位置する他のヒストン修飾の制御を介して、非常に様々な遺伝子の発現調節を行います。また近年、ヒストンのアルギニンメチル化を担う酵素:Protein Arginine Methyltransferase (PRMT)は、ヒストンタンパク質のみならず、転写因子やsmall RNAの制御機構に重要なAgo等、さまざまな非ヒストンタンパク質のアルギニンメチル化を触媒することも明らかとなってきました。メチル化という非常に小さな修飾が、エピジェネティック制御の中核を占める様々なタンパク質の機能制御を介して、どのように細胞系譜を決定させるかを明らかにしていきたいと考えています。

(2013年01月15日掲載)

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